クルミの不思議


(拾ったクルミ)

近所の川沿いによく散歩に出かける。
工事用の道路が行き止まりになっているので、犬と一緒に散策するにはちょうどいい。
その道路脇に、このところ毎日のように「クルミ」が落ちている。
オニグルミだから、リスへのプレゼントにもなるので毎回拾ってくる。
クルミは、多いときには20~30個も拾える。


(道ばたにこのようにクルミがころりと転がっている)


(掘り出した穴があり、その横にクルミがころり)

不思議なことに、これらのクルミは土中に埋まっていたものが毎朝堀り起こされて食べられることなく転がっていることである。
いったい誰がやっているのだろう。
埋まっているクルミの周囲を掘った跡もなく、クルミだけがころんと出されている。
タヌキかなとも思ったけれど、タヌキだったらクルミの周りを少しは掘るだろう。
嘴をもったカラスかカケスかもしれないが、その姿を見たこともない。
とにかく、不思議だ。


(犬のいる前の大きな木がオニグルミだから、実が落ちている)

この正体をいつかつきとめたい、と思っている。
今年は、すでにクルミのほとんどが掘り出されているから来年のいま時期に撮影の計画をしてみたい。
クルミに小さな穴を開け糸を通してスイッチにして、カメラにつなごう。
そうすれば、クルミを持ち上げた瞬間にシャッターが切れるから、クルミ掘りの正体がわかるハズだ。
このように、来年に向けた「絵コンテ」がもうできあがった。
こういう不思議を解決するのにも、ほんの少しのアイデアをだせばできるから楽しい。


(先月から2kgほど拾えた)

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犬と散歩の山菜採り


(ヤマウドの酢味噌和えは絶品)

ほぼ毎日、ボチとの散歩。
ボチはオイラの心理状態まで読み分けるから、散歩に行けるとなるともう大喜びである。
散歩道は、ツキノワグマが普通に出没するコースだが、往復4kmばかりを一緒に歩く。
こんな散歩道なので、ポチの首輪とリードはすべて外して自由に走らせている。
その理由は、ツキノワグマとの不意の遭遇でクマの爪が首輪などに絡まないように想定しているからだ。
首輪さえなければ、ポチの敏捷性ならばクマの一撃をかわすことはできる。
もちろん、クマとの遭遇はオイラだってやりたくないから、細心の注意をはらいながらあえてこのコースを利用している。


(ポチはもう主人と行動を共にできることが嬉しくてうれしくて…)


(呼べば必ず帰ってくるから、どんなに距離が離れてもヘイキ…)

散歩コースは、いままさに新緑の芽吹きどき。
いろんなところで、萌える緑が楽しめる。
そんな足下には、ヤマウドもある。
カッターナイフをポケットに忍ばせていれば、ヤマウドも根株を傷めずに採集することができる。
こうすれば、毎年ヤマウドが楽しめるからだ。


(ヤマウドは慣れればすぐに見つけることができる)

採ったヤマウドは、さっと茹でて酢味噌でいただくのが最高。
個性の強い山菜なので、春には最高に美味しい。
こんなささやかな楽しみを、放射能で大地を汚され奪われた地域はほんとうに気の毒だ。
自然からいただく小さな楽しみこそ、人間として生きる幸せを感じることはない。
表土に生えるヤマウドだから、地域によってはかなり高い放射線濃度がでる、と思う。


(このくらいのウドが食べごろ…)

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タヌキの糞


(ウリ科の新芽は何に成長していくのか楽しみ)

久しぶりに、立派なタヌキの「ため糞」に出会った。
大きさは60cmくらいあり、健康的なタヌキが使っているようすだった。


(かなり立派なタヌキのため糞)


(内容物は、自然食主体にみえる)

このようなため糞場をみると、タヌキが何を食べてどのような生活ぶりをしているのかどうしても気になってしまう。
カキの種もあれば、スイカなのかカボチャなのか芽が出てきているものもあった。
さらには、正体不明の植物の種子。


(カキの種子も随所にみられる)

この正体不明の種子だけは、かなりの時間差で食べているようすだった。
ため糞のいたるところに重なるようにして奥深くからでも大量に出てくるからだ。
種子の大きさは米粒くらいだが、茶色で平べったくて光沢がある。
このように種子になってしまうと、どのような植物なのかまったく見当がつかない。
なので、この種子を持ち帰り「発芽実験」をしようと思う。
植木鉢に、正体不明の種子だけを撒き、やがて発芽してくる植物で判定するのだ。


(正体不明の種子、かなり長期間にわたって連続的に摂食しているようだ)

ここ数年、こうして、動物たちの糞のなかから種子を拾ってきて発芽実験をしている。
これが、けっこう楽しいのである。
クマの糞、テンの糞、サルの糞、キツネの糞 …
これを、「うんこ盆栽」といって楽しんでいるが、うまくいけば「盆栽展」が開けるかもしれない。

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桑原実彦 彫刻・水彩画展 in 原宿

パリ在住の友人、桑原実彦(くわばらつねひこ)さんが、彫刻と水彩画の個展を開催します。
桑原さんは、千葉県出身、1971年にパリに渡って、作家活動を続けています。
彫刻は、世界各国のフィールドで取材した野生動物のスケッチを元に制作したブロンズ彫刻です。
身近な動物たちがブロンズ像になって、生き生きと動き出すような世界を楽しんでください。
また、桑原さんが日本を含めて世界各国を旅して制作しているスケッチの世界も素敵ですよ。

●会期/2012年 4月25日(水)〜 4月30日(月)
     午前11時 〜 午後7時
     (27日のみ午後9時まで、最終日の30日は午後5時まで)
    
●会場/原宿・積雲画廊
住  所  渋谷区神宮前1−19−14 サンキュービル 1階 
電話 03 3478 0993
最寄り駅 JR原宿駅 竹下口 代々木寄り
積雲画廊のサイト http://www.sekiungarou.com/

●桑原さんのHP http://www.kuwabaratsunehiko.com/

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春マムシ

昨日は、夕方いつもの散歩コースを犬と歩いた。
スニーカーでゆっくりのんびりと、周囲の樹木の芽吹きやら花芽を楽しみながら。
犬は、首輪もリードも解かれているから、うれしくて自在に走り回っている。
そんな犬の動きも同時に追っていると、なんと足下に「マムシ」。

かなり大きなマムシだった。
すんでのところで踏むところだった。
まだ、こんなところにはマムシなんていないと油断をしていた自分を恥じた。
まあ、こちらが先に見つけたからいいものの、知らずに踏んでしまったらまちがいなく咬まれたであろう。

昔、ゴム長靴でマムシを踏んでしまったことがある。
マムシは、ゴム長の上から牙を立てていたが、ゴムなので貫通することはなかった。
以来、ゴム長はフィールドでは万能な履き物であることを悟り、もう40年もゴム長オンリー。
春になってマムシのシーズンがきたのだから、横着せずにこれからはゴム長生活をしなければならない。

もっとも、春のマムシは冬眠から覚めたばかりなのでそれほど攻撃的ではない。
踏んだり、触ったりしない限り噛みついてくることもない。
このため、車までカメラを取りに戻っても大丈夫と思い実行した。
そして、この写真を撮った。
それでも、用心だけは必要だから、50cmまでが接近限度。
マムシは、どんなに撮影されても攻撃態勢のとぐろを巻くことはなかった。

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漁業用「浮き玉」の巣箱

海岸にいくと、漂着ゴミとして嫌というほど打ち上げられている漁業用の「浮き玉」。
国内だけではなさそうで、どうやら周辺国から大量に漂流してきているようだ。

そんな「浮き玉」をみて、ひょっとしたら野鳥の巣箱になるのではないか、と思った。
とりあえず、適当な大きさのものを4個拾ってきた。

入り口用に30mmほどの穴をあけ、底部には水抜き用に8mmの穴を6個あけた。
こんなにハイカラでモダンな巣箱だから、シジュウカラやヤマガラが絶対に営巣すると思っている。
そこで、テキトーな場所に設置してきた。

たぶん、2週間ほどで答えがでると思う。
できれば、ヘビが活動する前の一番巣に使ってもらいたいものだ。

ゴミだった「浮き玉」だけど、廃物利用のリサイクル。
野鳥もよろこんでくれれば、それでいい。

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天然記念物柴犬保存会展

東京で、「天然記念物柴犬保存会」の展覧会があったので見学に行ってきた。
天然記念物柴犬とは、「縄文犬」ともいわれ、縄文遺跡から発掘された日本犬の頭骨にほぼ一致する骨格をもつ犬たちだ。
いわゆる日本犬のルーツである縄文時代にいた犬たちが、ここにきて復元されたといってもいい。
そんな犬たちが全国からあつまるので、ほんとうの意味での日本犬を見てみたかったのである。

縄文時代には、現在の天然記念物柴犬保存会の犬とほぼ同じ大きさの小型犬がいた。
さらには、現在の紀州犬に通じるような若干大きな犬もいたらしい。
しかし、どちらも頭骨の形は同じ形態をしていた。
そんな犬たちだから、獲物の臭いを敏感に嗅ぐことができるように吻はキツネのように長く尖っていた。そし
て、額が広く、額段がほとんどなく、歯も大きくてしっかりしている。
これは、まさにニホンオオカミとも特徴が酷似しているのである。
そんな犬だから、骨格がしっかりしていれば、ほとんどが同じような体型をして顔貌も似ていた。
目は三角で奥に沈み、耳は音を拾いやすいようにやや前傾にあって、足のバネがしっかり発達しているのが特徴だ。
そこまで見ていくと、小さいながらも野生味があって、これなら日本の山野を太古の昔から駆けめぐっていたであろうことが想像できて惚れぼれしてしまった。

途中で、元国立科学博物館におられた小原巌さんの犬属の頭骨についての講義もあり、興味深かった。
シンリンオオカミやソウゲンオオカミ、ニホンオオカミの頭骨の特徴の説明から、縄文遺跡から出土してきた
頭骨と天然記念物柴犬保存会の犬との共通点、さらには日本犬の雑種の頭骨の特徴などを聞くことができて、一目瞭然に「縄文犬」というものが理解できた。
これらの犬を、全国でしっかり保存運動をしている人たちも大勢いることがわかってこれまた勇気をもらえたし感心もした。
縄文犬は、やはり日本が世界に誇れる日本の「犬」、だと思う。

写真:
1)柴犬でも、縄文犬はすでに顔貌が違っている。
2)展覧会での挨拶。
3)頭骨の特徴を説明する小原氏。
4)① ニホンオオカミの頭骨(レプリカ)をみると、かなり大きかったことがうかがえる。
  ② 北米のシンリンオオカミ
  ③ モンゴルのソウゲンオオカミ
  ④ シェパードの頭骨
  ⑤ 日本犬系の雑種の頭骨(額の角度が全然ちがっている)
  ⑥ 縄文犬の頭骨
  ⑦ 縄文犬の頭骨

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izu フォトミュージアム

7日の土曜日は、静岡県の沼津市近郊にある「izuフォトミュージアム」へ出かけてきた。
ここで、今年の12月から展覧会があるからその打ち合わせなどを兼ねて行ってきた次第。

ちょうど、いまは「荒木経惟写真集展アラーキー」が開かれている。
荒木さんの仕事はほんとうにスゴイので、ぜひ見てみたかった。
会場内に入ると、450冊という写真集や著作物の量には圧倒されるが、いい展覧会になっていた。
この同じ会場で、12月はオイラの展覧会になるわけだが、いまから展示方法などの構想を練らなければならない。
12月なんて、あっという間に来てしまうから、これから夏までが大変な忙しさになるだろう。
とにかく、展覧会というものは、本を一冊つくる以上にエネルギーがいるから、いまから体調を整えてておかなければならない。

会場入り口のサクラの木には、美術館の庭園で行う「小鳥のためのプロジェクト」企画に参加しているので、特製ハイテク装置付きの巣箱も架けてきた。
8月までの企画展だが、シジュウカラが巣箱に入ってくれれば巣内の様子がミュージアムのなかでモニターできるようになっている。
新緑の5月ごろが楽しみだ。

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猛烈な低気圧通過

昨日の低気圧通過は、恐ろしいほどの風が吹いた。
朝起きてみると、いやはや周辺の林の木がドテンドテンと倒れているではないか。
それも、直径1mもある巨木やらが根こそぎいってしまっていた。

近所にあるユースホステルは、大きな木が3本も倒れたけれど、奇跡的に建物には被害がなかった。
ところが、少し離れた温泉施設の屋根は見事に吹き飛んでいた。

それにしても、春の季節風でこんなにも木が倒れたりする被害を目撃したのは初めてのことである。
4月だというのに、相変わらず雪が舞う寒い一日でもある。
今年は、異常気象が多すぎるような気がする。
ツキノワグマが大量に出てくるのかも知れないし、とにかくいろんな角度から自然界に対しては注意を払っておいたほうがよさそうな年ではないか、オイラはそう思っている。

ただ、このような嵐も自然界では50年、100年単位でプログラムしていることだから自然現象の一部として捉えていくことも必要であろう。
このように、枝や幹を折るということは、フクロウやムササビなど樹洞を巣に使う生物たちには願ってもない「穴」づくりのきっかけを自然界がやってくれたから、である。

直径1mもあるモミの巨木が根こそぎドッテーン。

電柱ほどのシラカバが根こそぎ倒れ、その勢いで隣にあるサクラの太い枝をもぎ取ってしまった。

直径20cmほどの植林ヒノキはひとたまりもなく幹をねじり折られていた。

公園の湖畔に植えられていた樹齢40年ほどのサクラも、根こそぎ掘り起こされたように倒れている。

この松も直径1mもある巨木なのに、地上10mほどのところから幹がねじり折られてしまった。

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毒草を食べるイマドキのニホンジカ

毒草といえば、身近なところでは「スイセン」があげられる。
スイセンの可憐な花のファンは多いが、スイセンには毒があることを知らない人もけっこう多いものだ。
スイセンの葉はニラに似ていることから、餃子の具にして食べてしまったなんて話しもニュースになったりする。
誤食すれば猛烈な嘔吐をするし、ときには死亡することもある。
スイセンは、あまりにも身近だから、全国では毎年のようにこうした事故がニュースになったりしている。

そのスイセンだが、南アルプス山麓のある村では、ニホンジカが食べるようになった。
これまで、スイセンをシカが食べることは無かったのに、ここ5年ほどの間にある地域に生息するシカたちが限定でスイセンの葉を食べてしまうのだ。
いったいどうなっているのだろうと不思議に思っていたら、福井県の若狭湾に面した寒村でもシカがスイセンを食べていた。

で、もう一つの毒草に「タケニグサ」がある。
これも、自然状態では動物たちが食べないとされてきているが、なんと南アルプス山麓の一部ではニホンジカがこぞってタケニグサを食べていたのである。
スイセンもタケニグサもアルカロイド系の毒があるのに、シカが解毒力を身につけたのか不思議だ。
そういえば、南アルプスの山梨県側では「トリカブト」を食べるシカもいる、という。

まだ、「ハシリドコロ」と「バイケソウ」はシカたちも食べていないが、これらも時間の問題かもしれない。

どうやら、時代とともにニホンジカも激増してくると、毒草を食べても平気な個体も出現してくるのには興味がある。
これらの毒草を食べたシカの肉に毒素があるのかは未調査だが、確実に変化してきているシカたちの食事にはこれからも注意深く見守っていきたいと思っている。

写真:
1)中央アルプスとスイセン。
2)ニホンジカによるスイセンの食痕。
3)悪食になりつつあるシカ。
4)シカによるタケニグサの食痕。
5)左がハシリドコロ。右がバイケソウ。

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