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2008-04-30 Wed [ 旅・取材・人 ]
中央アルプス駒ヶ根高原の噴水
by gaku

いよいよ、ゴールデンウイークがはじまった。
国民的大連休なので、ここ中央アルプスの駒ヶ根高原にも多くの観光客が全国から訪れる。
駒ヶ根高原は、いまが新緑の芽吹き時期。
遅い桜も散りはじめ、みずみずしい緑が競いはじめている。
中央アルプスの宝剣岳も春のやわらかな日差しにたたずんでいる。
そんな高原の風景は、地元に住んでいても、やはりすばらしいと思う。
実におだやかな気分になれるからだ。
「駒ヶ池」というため池には、この風景が凝縮されて輝いている。
しかし、この「駒ヶ池」には、噴水がある。
この噴水が、水面に映る風景をかき消しているのだ。
この噴水は、地元の建設会社が寄付したものだ、そうだ。
ボクは写真家として地元の風景を大切にしているが、やはりこの噴水はおだやかな風景を台無しにしてしまっていると思う。
とにかく、せっかくの風景を楽しみたいのに、下品でもある。
「何とかならないものか…」と思うのは、ボクだけではないだろう。
全国から訪れる観光客も、少なからずそう思っている人はいるにちがいない。
写真:「駒ヶ池」の噴水。(Nikon D300 シグマ17-70mm)
2008-04-29 Tue [ 哺乳類・野生動物 ]
ムササビのライブカメラがおもしろい
by gaku

ボクの仕事場は、中央アルプス山麓にある。
この仕事場の樹木には、3つのムササビ用の巣箱が仕掛けれらている。
巣箱の内部には、すべてモニターできるように赤外線カメラが仕込まれている。
なので、巣箱の内部の様子がしっかり観察できるようになっているのだ。
これは、夜行性のムササビの巣内での行動を観察したいがために、ボクが考え製作したものである。
このカメラのお陰もあって、見えざる野性のムササビの子育てを観察することができるようになった。
>野生動物ライブカメラ
巣箱は、すでに4年前から設置されている。
この間に、昨年、一昨年とムササビが子供をつれてきて育児する場面を見ることができた。
だが、今年は、巣箱内で出産したので、以来ずっと子供の成長を見守ることができているのである。

ムササビの子供が生まれたのは、3月22日。
23日には、出産を間違いないものにしたが、母親の行動から観察して推測すれば、22日に出産した可能性が高い。
生まれたムササビの赤ちゃんはあまりにも小さく、か弱いために、母親がしっかりガードし続けて2週間。
そのご、赤ちゃんも成長し、最近ではライブカメラでもしっかり見えるようになってきた。
といっても、まだまだ子供も小さく、体重は100-200グラムしかないのではないかと思う。
このまま、そっと見守っていけば、あと1ヶ月は観察できるだろう。
立派な若ムササビになるまで、ずっと観察できることを願っている。
webサイトによるこのようなライブカメラは世界初なので、興味のある方もない方も、ちょこっと覗いてみるのもいいだろう。
写真上:巣箱穴から顔を出したムササビ。(Nikon D3 シグマ500mm f4.5)
写真中:ムササビ母子の動き。母親の慈しみがそのしぐさにどっさり現われている。
写真下:母親が夜中に数時間外出するので、その間はひとりでお留守番。確実に成長を続けていることがわかる。
2008-04-28 Mon [ 環境・ゴミ・現代社会 ]
迷惑しているかも?
by gaku

仕事場の近所に、なかなかモダンなリゾートホテルができた。
2年前から営業しているのだが、地元なので宿泊したことはない。
そのホテルの入り口には、50年も前から、毎年秋になると真っ赤に紅葉するモミジの木がある。
ホテル建設にともなって、このモミジは切られてしまうかと思っていたが、そうではなかった。
電柱もホテル周辺はすべて「地下ケーブル」にしたから、それなりに環境景観には配慮したのだろう。
だから、このモミジも自然の「財産」と考えられ、切られずに済んだのである。
そのモミジに、夜間になるとイルミネーションが灯る。
はじめのうちは、「ほほぅー なかなかに、いいじゃん!」と思って見ていたけれど。
昨夕ここを通りかかったときに、
「まてよ、木がかなり迷惑しているんじゃあないだろうか?」、と思ってしまった。
樹木は言葉を発せられないから、文句も言えないだろうが、幹に巻きつけられた電気コードにランプ。
やはり、通電熱もあるだろうし、樹肌だって一晩中照らされていて、呼吸困難になりながら「熱い」と叫んでいるのかもしれない。
人間だけの一方的なモノサシで森羅万象を語ってはならず、植物や樹木から「人間」という動物を見てみると新たな発見につながることがよくある。
ここでは、掛け声だけの「環境問題」への疑問点が、ボクには見えてきた。
昨夕は、そんなボクの心のアンテナに、このモミジの声が聞こえてきた一瞬だった。
写真:こんなイルミネーションが流行しているが、観光客は何を思って高原の自然を見つめていくのだろうか。
データ:Nikon D80 シグマ17-70mm。
2008-04-22 Tue [ 植物 ]
今年も山菜シーズン到来
by gaku

まだ、早いかな?っと思いつつ、近所のカタクリ群生地を散策してみた。
カタクリは、まだ蕾だったが、その脇にコゴミが出ていた。
ちょうどよい芽吹きだったので、写真に撮ってからさっそくいただいてきた。
今年初物のコゴミである。
コゴミは「天ぷら」でカリッと揚げて、ちょっと塩を振って頬ばれば絶品。
これから、山菜も続々とでてくるから楽しみだ。
昼ごはんにコゴミを食べようと仕事場に帰ってきたら、庭にカタクリが一輪咲いているのが目に入った。
自分の庭にカタクリが咲いているとは、これまでまったく知らなかったこと。
急に嬉しくなって観察すれば、まだ10株ばかりが周囲にあった。
花をつけているのは一株だけで、あとは、まだまだ子供のカタクリたち。
どこかから種が飛んできて、わが家の庭を賑わしてやろうと思ったのだろう。
近所の山にカタクリを求めて出かけたのに、まさか自分の庭に咲いているとは嬉しい発見だった。
午前中に出かけた山野とは、標高差にして200mくらい。
ボクの庭のほうが低いのだが、たった200m差で咲きぐあいがこんなにもちがっていたことも発見のひとつ。
春の訪れを庭で楽しめることができるようになった喜びの一日だった。

写真上:今年初物のコゴミ。
写真下:庭にカタクリを発見して気分満開。
2008-04-17 Thu [ 哺乳類・野生動物 ]
珍品アナグマの死体
by gaku

昨日、伊那谷から木曽へ抜ける国道で、アナグマの死体を拾った。
なかなかに、きれいないい死体だった。
車に撥ねられてまだ6時間以内という、死体だった。
アナグマは、4月になると冬眠から覚めて、この時期にはよく昼間でもノコノコと歩き回っていることがある。
たぶん、ねぼけて歩いているところを車に轢かれてしまったのだろう。
右肩のところが骨折していたし、頭蓋骨もひょっとしたら割れているのかもしれない。

このアナグマの生態には、まだまだ謎の部分が多く、ほとんどがわかってないのが実情だ。
しかも、数が少なくて、確実に観察できるようなポイントもわかっていない。
このため、無人自動撮影にときどき撮影されるのが関の山で、ボクにはまだきちんと撮影ができてない日本の野生動物の一つとなっている。しかも、ここ20年ほどのデータを振り返ってみても、長野県の南部地域ではかなり数が減ってきているらしく、目撃例が激減している動物にもなっている。

そんな貴重なアナグマに、死体とはいえども出会えたのがうれしかった。
そこで、現場でしっかり撮影をしたあと、死体を回収してきた。
そして、体毛の一部は神奈川県の知人に研究用に送り、死体のすべては大阪市立博物館内にある「なにわホネホネ団」へ送った。ホネホネ団では、骨格標本をつくっていろいろな研究に役立てているからだ。
交通事故に遭ってしまっても、こうして社会の役に立てばアナグマも本望だろう。
こんどは、死体ではなくて、生きている本物に出会い、しっかり撮影をしたいものだ。
写真上:アナグマの交通事故現場。
写真中:毛並みはなかなかにすばらしかったが、右肩が折れており、即死だったにちがいない。
写真下:アナグマの前足は爪が鋭いと聞くが、確かに長くてこれは強い武器になっているようだ。








