真っ黒なホンドテン

20170406

いつ撮影したのか分からない、真っ黒な「夏毛」に変身したテンの写真がでてきた。
記憶をたどれば30年ほど前のもので、三重県の大杉谷で写したような気がする。
夏毛のテンは、冬毛より変化に富んだ毛色となり地域色も加わってある意味魅力的である。
黒潮が洗う地域と、信州のような山岳地ではだいぶ違っていると直感的にも思う。
その意味でも、日本の哺乳動物を知るにはまだまだ時間もスキルも足りないような気がしてならない。
夏毛のテンをきちんとコンスタントに撮影するにはオイラ自身もさらに修行を積まなければならない、と思っている。




これは、長野県の夏毛テンで冬には見事な「キテン」になるタイプ。

 

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カモシカの新雪ラッセル痕

20170210 【動物が写ってないシリーズ 12 】

これは、ニホンカモシカのラッセル痕。
新雪が一夜に30~40cmも降ると、カモシカは胸で雪を掻く。
しかし、雪崩の起きるような急斜面ではこのようなラッセル痕をまず見ない。
低気圧の接近でいきなりの新雪を予測できるから、カモシカのラッセルを目撃するには天気予報である程度絞ることができる。

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ツキノワグマとワサビ畑

20170401

10年前にツキノワグマが苔むした絵になる石の上に登ることが分かった。
その現場写真を試みたときに、足下に若干の湧き水があることに気づいた。
ここなら、ひょっとしたら「わさび」が育つかもしれない。
そう思ったので、小さな苗木を5本ばかり植えてみた。
なんと、わさびはすっかり根付いて、いまでは四畳半ほどの広さに密生するようになった。
こうして、10年かけてオイラの秘密の「わさび畑」ができた。
そして、今年も花が咲きはじめたのでまだまだ畑は大きくなりそうだ。
撮影を通して、わさび地主の副産物が生まれていくとはいいことだ、ね。

 



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ドングリを運ぶヒメネズミ


野生動物観察といえば、近年は「センサーカメラ」というものが市販されている。
しかし、このような写真は一般的に市販されているセンサーカメラでは絶対に撮れないことがわかった。
スマホカメラでも、やはり、無理…。
「カメラ」とひとくちに言っても適材適所に高度なスキルをもって撮影しなければならないこともある。
身軽で木登りが得意なヒメネズミが自分の頭ほどもあるクヌギのドングリを運ぶ姿は、なかなか目撃できない世界だが、身近な森のなかでは日々繰り返されていることがわかった。



 

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雪が教えてくれる「けもの道」

20170208 【動物が写ってないシリーズ 11 】

「しぐれ雪」がやってきた。
この「しぐれ」って、フィールドをやっていると雨でも雪でもスゴクいろんなコトを教えてくれるからありがたい。
山村に暮らす人々にも、「しぐれ雪」があるのに、意外にもその恩恵に気づいていないのかも知れない。
身近なところにこんなにもの「けもの道」があるのに、ほとんどの人がそれを分かっていない。
日陰となった土手のあの縦横無尽のシカの「けもの道」に気づけよ、っていいたい。
そこが、人間目線ではイチバン面白いと思ってオイラは見ているのだけれど。

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北海道のJRポスター


最近は、断捨離にいそしんでいる。
どんどん、捨てて身辺整理中。
そしたら、こんなポスターが出てきた。
イマから15年前にJRの車内吊りとなったポスターだ。
北海道の「阿寒の森」での撮り下ろしだった。
とにかく、一ヶ月で阿寒の森にいる野生動物を4種類撮影することが条件だった。
撮影現場は国立公園なので環境省の許可をえて、キャンピングカーで車中泊しながらの撮影だった。
カメラアングルもすべて自分で考えて結果を出せばよく、ある意味では自由にできた。

2002年は一眼レフのデジタルカメラが登場しはじめてきたときだったが、クライアントの注文はフィルム撮影が条件だった。
このため、何が写っているのかも分からず、フィルムカウンターを見ながら早めにフィルムを回収しては、釧路の個人現像所へ車を飛ばしたものだった。
それでも納期に間に合ったのだから、オイラの無人撮影ロボットカメラ技術はこのときすでに完璧に完成されていたのだった。
いま思えば、ほんとうに楽しい撮影だったし、のんびり楽しみながら仕事ができたいい時代だった、と思う。
そして、イマならデジタルカメラを駆使できるからもっとカンタンに完遂できる自信はある。

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ジャガイモで「スズメ対策」のお呪い

20170203 【動物が写ってないシリーズ 10 】

稲田の脇に、ジャガイモが串刺しとなって立っていた。
場所によっては、5m間隔で田んぼを一周ぐるりとジャガイモのオンパレード。
ジャガイモの腐った臭いが、スズメを寄せつけないのだそうだ。
農業新聞などに載っていたらしく、それを正しく踏襲している農家だった。
はたして、スズメは臭いに反応するのだろうか、はなはだ疑問だ。
「シナントロープ」というものを意識しつつ、すごく、お呪いのような気がしてならない。

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マツタケを喰うシカ

20170202 【動物が写ってないシリーズ  9 】

最近のニホンジカは「マツタケ」を食うようになった。
マツタケの頭だけを齧るので、ズイはご覧のとおり(上2本)。
これに怒り心頭のヒトもおれば、オイラみたいに「ニッコ」っと笑う者もいる。
経済レベルで見ればシカも贅沢なものよな、とも思うがシカにその感覚はない。

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シカのジャンプはあなどれない

20170201 【動物が写ってないシリーズ  8 】

獣害は、当初イノシシだと思ったにちがいない。
防護フェンスをつくっても次々に突破されることを知って、シカが悪さをしていることにようやく気がついた。
そこで、シカが「走り高跳び」できないようにフェンスがどんどん上げ底になっていった。
こうなるまで、少なくも3~4年の思考錯誤時間があったことだろう。
地主も相当に頭にきてキレていた、と思う。

 

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ヒトの臭いを動物は気にするだろうか?

20170130 【動物が写ってないシリーズ 7 】

これは古い写真だが、この光景に出会ったときから「獣害」のテーマが本格的となった。
ニホンジカから作物を守るためにネットフェンスで畑を囲み、さらにはパンストに人毛が詰め込まれていた。
この「人の臭い」で撃退という心理作戦にオイラは興味があった。
シカが「人毛」だけで畑荒らしをやめることはないと思いながら、それを考えついた人の必死さに惚れ込んだからだ。
面白いといえば失礼だが、ここで、「人間vs野生動物」の攻防戦の観戦に参入することを決意したからである。

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