古株の攻防


庭にある古い切り株を6月下旬から、見てきた。
直径30cmほどの株だが、ここには、小さなクロアリが巣をつくってたくさんの蛹を育てていた。
7月になって、同じ株にムネアカオオアリが同じく蛹を育てているのを目撃した。
そして、2週間ほどして覗いたら、今度はシロアリが大量に棲み着いていた。
ムネアカオオアリと微妙に同じ株を使い分けていたが、大型のムネアカオオアリよりシロアリのほうが強いのかなぁ、と思ったものだ。
さらに、8月下旬に覗いたらシロアリのいたところに、再びこの小型のクロアリの仲間が蛹を育てていた。
シロアリもムネアカオオアリも同じ株に同居しているが、体の大小に関係なく古い株の中ではアリたちのダイナミックな攻防戦が繰り広げられているようだ。
アリたちのそんな攻防戦を見てみたいものだが、このようなアリの蛹はツキノワグマの大好物でもある。
1960年代後半に国有林など森林大伐採をしたあとにカラマツやヒノキなどを植林したためにクマの食糧がなくなってしまったというが、伐採あとの切り株にはこうしたアリたちを大量に育てたはず、だ。
大伐採以後から、長野県ではニホンカモシカ、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザルが爆発的に増えてきている。自然界の同じ土俵を生活圏としているツキノワグマだけが減ったとは、思えない。
D70 55mm

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古株の攻防 への3件のコメント

  1. ピッコロ より:

    シロアリですが、
    住居の方に移動する場合もありますよね。
    私はかつて家を襲われたことがあるけど、むささび荘は大丈夫でしょうか?

  2. 小坊主 より:

    シロアリと言えば、脅迫商法のシロアリ退治業者が、時々、やって来ます。
    「今はいないけど、このまま放っておいたら、時間の問題だ」うんぬん。

  3. アルファ より:

    私が子供の頃、家にシロアリが大発生した事があります。業者が来て、巣くってるところをはがしていましたが、それはもう壮観でした(笑)。羽アリも沢山いて、たまたま来ていた友人と「スゲー」と言って見ていました。
    それにしても、アリの蛹がツキノワグマの大好物とは、面白いです。何でも食べるんですねぇ。
    ところでgaku先生は、今年もスズメバチの料理をしたのでしょうか?去年の、成虫のから揚げと子供の甘露煮、今でも頭にはっきりと焼きついています。