好奇心


エナガという、体がピンポン玉くらいの小さな野鳥がいる。
この野鳥は、クモの糸と苔で球形の巣をつくり、内部には野鳥の羽毛を大量に敷きつめてヒナたちの毛布とする。
そんな古巣を拾ってきた野外観察センターに勤務する知人は、このエナガの巣を丁寧にバラしてどんな野鳥の羽毛が使われているかを調べ上げた。
キジバト、ドバト、カモ、ツグミ… フクロウのヒゲまで使用されていたのには、驚いた。
しかも、使われている羽毛の痛みぐあいで、死んだ野鳥から集めてきたもの、キツネなどに食われて死んだと思われる羽毛。
とにかく、ちょっとしたサインが小さな羽毛に加わっているのが面白い。
こういう探偵ごっこが、自然を見ていくにはとても大切なことなのだ。
ちょっとした「好奇心」から多くの発見があるから、これはどこの世界にも必要なことだと思う。
長野県岡谷市にて。
400Gw

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好奇心 への2件のコメント

  1. kobouzu より:

    猿が好奇心を持ったとき、人間になったとか。
    それにしても、この方、好奇心を実践に移す所に、感心してしまいます。
    蛾の標本も凄いと思いましたが、このエナガの巣には、まさしく脱帽です。

  2. 一人静 より:

    野外活動センターにお勤めのこの方
    丁寧に巣をばらしながら自分だけの世界に入っていたことと思います
    楽しい時間だったでしょうね
    エナガと話したり提供してくれたであろう動物・鳥などなど
    今は命が亡くなってしまった森に棲む生き物たちとも・・
    仕事は楽しみに変えていくと捗りそうです
    何度も往復したエナガとそれを細かく分類した彼に感動です