1週間ばかり北海道に行っていた。
そこで、エゾシカの肉をご馳走になってきた。
地元のハンターが自分で仕留めたエゾシカ肉を保存してあって、解凍して炭火焼肉で食べさせてくれた。
これが、とても美味しかった。
ボクも、シカ肉はたくさん食べてきているが、こんなに脂肪のある肉は初めてだった。
脂が多すぎて、料理する前に削ったくらいだと、ハンターはいう。
そのくらい厚く脂肪が乗っていた、からだ。
炭火焼肉は、ジューシーで柔らかかった。
あっさりと醤油味でご馳走になったが、赤ワインとほどよくマッチしてどんどんイケた。
こうして、シカ肉に挑戦するのも、北海道だけでなく全国的にシカが激増してきており、農作物や交通事故などの被害も出てきていて、なんとか駆除をしたり有効利用できないかとみんなが苦労しているから、ボクも深い関心をもっているからだ。
北海道のエゾシカは、身体も大きくて肉としての歩留まりも大変いいと聞く。
それに対して、本州のシカはあまりいい話が伝わってこない。
しかし、本州ではものすごい勢いでニホンジカが増え続けているから、やはりここは数勝負でなんとか知恵を絞らなければならないのではないか。
しかし、3.11以降、日本中の山野にも放射性物質が降り注いだ。
これで、あらゆる自然環境が汚染されてしまった。
本州でのニホンジカの肉も、一部地域では高濃度汚染をしてしまっていることだろう。
せっかく、シカ対策で知恵を絞ろうと思っていたのに、いきなりカウンターパンチをくらった気分である。
シカは、たぶん今後もますます全国的に増加傾向にあると思うが、肉利用のできない地域では獣害だけの被害に苦しむことになってしまう。
3.11をまず視野にいれて、これからのシカたちの推移を見守りたいものだ。
写真:
1)モモ出荷の最盛期を迎えた農家が商品にならないモモを高速道路近くの畑に廃棄処分していた。そこに、何やら動物がきているから撮影確認してほしいという依頼をうけた。北海道へ出かける前日に無人ロボットカメラを設置して、1週間後に回収したら、なんとニホンジカがやってきていた。シカも、どうやらモモを食べているようだ。これには、意外な発見だった。
2)エゾシカの肉はほんとうに美味しそうだったし、実際に美味しかった。
この肉は、若い雄ジカだった。
3)これは、本州のシカ肉。左は背ロース、右はモモ肉。脂肪が少なかったが、この肉もかなり美味しかった。
シカも桃の甘さ、美味しさを一度味わってしまったら、やめられないのではないのでしょうね。獣被害の対策に、その肉を消費するというのは理にかなっていますね。しかも、食べておいしいのなら、尚のこと!
そういった妙案があるのに、放射能汚染問題は本当に忌々しいですね。
シカも桃の甘さ、美味しさを一度味わってしまったら、やめられないのでしょうね。
…でした。(一行目、訂正です)
まだシカを食べたことがないんですが、美味しそうです!
最初はビールにして、次にワインにしようかな、なんて妄想してしまいます。
牛肉も、鹿肉も、心配せずに食べられる日はいつになるのでしょうか。
■オーロラ さん
人間には商品価値のない廃棄処分されるモモでも、シカにとってはたぶん美味しいんでしょうね。
まだ、ここにはタヌキ、ハクビシンもやってきています。
■林 司 さん
シカ肉は、料理によってはなかなかに美味しいですよ。
この辺のシカ肉は、まだ汚染度が少ないと思いますから、いつでも食べられると思います。
とにかく、数千頭の駆除をしていますから、時間をとってこちらにも遊びに来てください。
■蔭山幸子 さん
全国で駆除しているところがありますから、各自治体に相談されてみるのがいいのではないでしょうか?