「味噌なおし」

植物好きな喫茶店のマスターがいる。
そのマスターが、昨日オイラを呼び止めた。

「gakuさぁー これ知っているかぁー
 ミソナオシっていうんだって、さぁー
 この葉には殺菌効果があるらしく、傷んだ味噌を直してくれるからそのような名前がついたらしい、ぜ
 昔の人は、この葉を味噌の上に置いていたらしい
 そうすれば、味噌が腐らなかったそうな、、、
 オモシロイ名前なので、俺はすぐに覚えてしまったさぁー
 スキー場の駐車場脇の土手にあるから見にいってくるがいぃー」

このマスターは、自分がちょっとでもオモシロイことを発見すると、こうしてオイラを呼びとめるのだ。
そういうオイラも、やっぱりこうして知らないことを知るとうれしくなる。
そんなことをマスターは知っているから、「ミソナオシ」を教えてくれたのだった。

さっそく、ミソナオシが生えている場所まで行ってきた。
なんと、雑草のごとく、どっさりあった。
どうやら、実はひっつき虫の仲間らしく、ヌスビトハギにも似ている。
この実なら、ツキノワグマなど動物たちがよく体につけて歩いている。
こうして、動物に運ばれて分布域を広げていくミソナオシだが、昔の人はほんとうによく調べていたのだなぁー、と感心してしまう。

帰宅してミソナオシのことを調べてみたら、別名を「ウジクサ」ともいうらしい。
蛆を殺してしまう、そうだ。
漢方薬にも用いられている、そうだ。
つくづく、先人の知恵にはほんと参ってしまう。
そして、それをちょっとだけ知ったことでうれしくなってしまうオイラ。

写真:
ミソナオシに有害物質は含まれてないそうだが、それにしてもウジを殺してしまうとは。
秋のこの時期は、種子が衣服にもどっさり「ひっつき虫」となるが、名前と習性をしってしまえば可愛くなってしまう。

カテゴリー: 旅・取材・人   パーマリンク

「味噌なおし」 への6件のコメント

  1. 北割 より:

    味噌に効くなら我が愛用の一升漬けにも効くのでしょうか?
    麹からのカビですから、効果が期待できますね、先人の知恵は大したものです。

  2. gaku より:

    北割さん、この植物の生えているところ教えてあげますよ。
    もう、今年は枯れてしまって殺菌「成分」がなくなってしまっているかもしれませんが。

  3. 北割 より:

    ありがとうございます、機会をみてお訪ねしますので宜しくお願いします。

  4. oikawa より:

    パプアに青酸系のかなり激しい毒をもつ植物がありました。
    昆虫採集を奨励していて、商業的に昆虫を売っているところが現地の人に採集指導をしています。青酸系の毒で殺すとうまい具合に虫が固まらないので、木の葉に包んで殺す事も書かれている本も見たことがあります。それぐらい強い毒なんですが、これを食うセセリチョウの一種がいるそうです。毒を体内に蓄えているそうなのでかなり強い毒をもったセセリみたいです。
    植物もすごいのですが、これを利用するやつがいる自然界は侮れませんね。

  5. gaku より:

    ■oikawa  さん
    >植物もすごいのですが、これを利用するやつがいる自然界は侮れませんね。
    いやいや、凄いことですね。
    最近のニホンジカは、トリカブトを食うというから、動物も侮れません。
    人間は、いろんな意味でもっと侮れないかも…?

  6. oikawa より:

    >人間は、いろんな意味でもっと侮れないかも…?
    確かにこっちにすんでいて一番怖いのは、人間ですからねW。