キイロスズメバチの巣が、近所の知人から届いた。
この蜂の幼虫が、とにかく美味いのである。
長野県伊那谷では、クロスズメバチやキイロスズメバチ、オオスズメバチの幼虫を好んで食べる。
これは、海から遠く、陸の孤島とよばれる立地条件下で、少ない動物蛋白源を「昆虫」に求めてきた歴史があるからだ。
それだけにボクも、子供の頃からスズメバチの幼虫を口にしてきたから、これらの昆虫食にはなんの抵抗もない。
アシナガバチを含め、これまでいろんな蜂を食べてきたが、やっぱりスズメバチが美味い。
それも、キイロスズメバチとオオスズメバチの幼虫が最高だ。
オオスズメバチの幼虫は、私たちの親指くらいに太くて大きいから、食べると歯ざわりがよくて高級品。
ところが彼らは、ドブネズミが死んでいても鮮度がよければ幼虫の餌にしてしまうという悪食である。だから、料理をするには幼虫の「ウンコ」を出すのがポイントなのだ。このウンコさえ出せば、あとは美味きわまりない。
酒と醤油と味醂と砂糖で、丁寧に甘露煮である。
長野県伊那谷にて。
400G
-
最近の投稿
最近のコメント
アーカイブ
良かったらイイネ!をしてね
メタ情報
- ▼宮崎学のtwitterをフォロー
森の365日
@miyazakimanabu ツイッター 宮崎学ツイッターはここで読めます
アトリエwebの森 このサイトを管理しているモモンガのページです
ツキノワグマ事件簿 ツキノワグマ調査プロジェク
五感で観察するWEB自然図鑑 みんなで投稿する生物の写真
森の365日 宮崎学公式webサイトです
森の仲間コミュニティ 会員性SNSの中で安心して情報交換
環境問題・エコロジー講演会 講演のお問い合せはこちら
野生動物ライブカメラ 森にやってくる動物を24時間中継
禁断の世界です、私にとっては。
いろいろな方が、昆虫の、それも幼虫の美味しさについて、或いは語り、或いは記され、現に、今読んでいる小泉武夫さんも、絶賛されています。
やtって見たい気もしますが、今ひとつ、冒険心が足りないようです。
そうそう、小泉さん、蚕の蛹で酒をやった時には、余りの青臭さで、吐き出してしまったとか。
塾長と、味覚が違いますね。
さすがgaku先生です。今年もこのお話が聞けるとは…。けっこういろんな色してるんですね。
ウンコを出す作業が、ちょっと大変そうですが。
小坊主さん、そうなんですか?
青臭いとは、、煮方が悪かったような気がしますが・・・・青臭くはないですよ。
とはいっても、未踏の食べ物は何でも怖いですよね、わたしも芋虫とかは食べられないと思いますが、
怖ければ目を瞑って口へ放り込めば、濃い〜コクとナッツ系のような香りに甘露煮の甘辛さがマッチして、美味しいです(^^
わたしの場合は、小さい頃からまわりの大人が、勿体ないと思っていたんでしょう・・「子供は鼻血を出す」とか理由をつけてあまりくれなかったので、余計に「そんな素晴らしいものなら食べたーーい」って価値観が上がってしまったのかも・・・・
はじめまして、私幼虫をいやだいたのですが。。。「うんち」ってどうやって出すのですか?どうぞ、教えてください^^
カコさん、
オオスズメバチ、キイロスズメバチは、幼虫が大きいので「うんこ」出しは簡単です。
まず、幼虫をつまみ、お尻の先端を爪でぶちきり、幼虫を押せばいいのです。
黒いウンコが、ヌルっとでてきますよ。
そのウンコを指でつまんで、ポイすればOK。
このウンコを取るのと、取らないのでは、味に大きな差がでてきます。
gaku先生^^ありがとうございました。
でも、そ、そんな恐ろしげなことできるかな~
もう、我が家にきて2日たちました。何とか
やってみます。。。
カコさん、
究極レシピをお知らせします。
日本酒、みりん、砂糖、醤油で好みの味を仕立てて、まず沸騰させてください。
沸騰中に、幼虫を少しずついれていきます。
また、沸騰してきたら、また少し幼虫をいれます。
この繰り返しで煮ることがポイントですよ。
くれぐれも、一度にドサッっと幼虫を入れてしまわないことです。
ドサッっといっぺんにいれると急激に温度が下がりますので、生臭くなります。
とにかく、美味しいんだから、やってみてください。
ありがとうございました^^;
や、やりましたけど。。。もう、二度とできましぇん。。。口に持っていけず。。。未だ冷蔵庫の中です。今度、好きそうな友人が来るので、食べてもらおうと思います。gaku先生は、何でも知ってますね~~何でも食べちゃいそうだしぃ~ でも、おかげさまで一応料理できて良かったです。ホントにありがとうございました。たまに覘かせていただきます^^