近所に、「大沼池」という人造湖がある。
昔は湿地帯だったところへ、農業用水を確保するためにできた湖だ。
一時期は冬になると400mの公認リンクがとれたから、スケート場にも使われたことがある。
その湖は、いまではヘラブナやブラックバスの釣り場ともなっている。
この大沼池を20数年間見つめてきたが、ここ2年ほどで水草が目立つようになってきた。
近所の別荘地からの雑廃水が流れ込み富栄養化が進み、水質も少しずつ変化をみせているようだ。
この水草をみて、やがてカイツブリが営巣するだろうとボクは予測しはじめている。
カイツブリは、このような水草に巣材をからませて、巣をつくる習性があるからだ。しかも、池にはカイツブリの餌となるブラックバスの子どももいるし、水草にはエビ類の水生昆虫も増加中だ。
この池でまだカイツブリの姿を見たことはないが、自然の動きを総合的に考えてもそれは時間の問題であろうと思う。
この予測は、来年か再来年には当たりそうな予感がする。
自然界はそうやって正直に少しずつ、動いているからだ。
長野県駒ヶ根高原にて。
GX8
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