赤く点在する葉っぱは、ヤマブドウの紅葉。
この紅葉の裏には、サルナシやマツブサの蔓植物もおびただしく繁茂している。
ここは、40年前に偕伐をした山がそのまま手入れされていない状態の中央アルプス前衛。
こういう山を見て、林業家は山が荒廃していると嘆く。
しかし、そこを棲家とするニホンザルやツキノワグマは「木の実レストラン」に大歓迎なのだ。
偕伐のツケを経済だけの視点で見るか、野生動物の異常繁殖結果と見るかは、モノの見方の分かれるところだ。
人間は経済を貨幣価値だけで判断するが、野生動物たちは胃袋の満足感で経済学の指標を得る。
偕伐結果がニホンザルとツキノワグマを確実に増やし続けていることを、この紅葉が静かに語っていることに気づいてほしい。
長野県伊那谷にて。
E-1 14-54mm
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