新たな糞


キノコ採り中に、ツキノワグマの糞を見つけた。
糞は、昨日来の雨でだいぶ形を崩していたが、2日前のものと判断できた。
内容物に、サルナシの皮や種子もみえる。
このような糞は、ツキノワグマを知るには貴重なものだから大切に持ち帰ってきた。
ここは現在、毎晩出現しているツキノワグマの観察地点から直線で7km離れている。
標高も700m高くて、1450m地点だ。
明らかに別個体のクマの糞だが、7km、700mの範囲には、相当数の密度でツキノワグマの生息がうかがえる。
なぜならば、この糞はその太さ大きさからして3歳ほどの若いクマのものだから、普段観察しているクマとは全然ちがうからである。
長野県中央アルプス山中にて。
GX8

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新たな糞 への3件のコメント

  1. 灰色海豹 より:

    糞を観察して、さまざまな結論を引き出せる先生の推理に圧倒されます。
    現場の知識と経験がないとできませんね。

  2. ピッコロ より:

    世の中、動物写真というとカメラありきの話題が多すぎますね。
    カメラはもちろん重要ですが、小説家にとってのワープロソフトや筆記具に相当する道具のひとつに過ぎないのに・・・
    このようなフィールドワーク重視の姿勢こそ大切だと思います。

  3. てっちゃん より:

    本当に糞だけで、これだけの事が分かるのは、凄いことですね!
    ヒグマもコクワ(サルナシ)の実を食べているのでしょうね?昔にヒグマが食べ荒らしたと思われる、コクワのツタを見たことがあります、かなり豪快にツルなどを引きちぎっていました・・・