ノネズミの巣穴


直径3cmほどの穴が、近所の林脇の土中にあいていた。
たぶんアカネズミかヒメネズミの巣穴に間違いなさそう。
その巣に膝をついて検分していたら、一部始終を目撃していた老夫婦がいた。
森林公園の脇でもあるから、老夫婦は散歩に来ていたのだった。
引き返してくるボクを捉まえて、理由を聞いてきた。
老夫婦 『いま、何していたのですか。お祈りしているようでしたが…?』
g     『いや、ネズミの巣穴を見ていただけです、よ。』
老夫婦 『ネズミぃー こんなところにいるのですか?
      あなたはネズミの研究家…ですか。』
g     『いや、研究というわけではないですが、ネズミからクマまで興味がありますから…』
老夫婦 『ええー クマまでぇー、 クマもいるのですか…?』
g     『クマいますよ。ほれ、去年その木に登ってサクランボを食っていきましたよ。
      幹にちゃんと爪あとがついているでしょう…。』
     そういって木を指差したとたんに、
老夫婦 『いやぁー 怖い、はやく帰りましょう…』
78歳くらいになるよぼよぼ歩きの旦那さんを50代後半の奥様が手をとって、急ぎ車へ引き返していった。
坂道をそれこそ転びそうになる慌てよう…、だった。
その姿をみてボクはちょっと脅かしすぎたかなと思ったが、地元の人間でもこの程度の認識しか持ち合わせないまま山へきていることにも驚いた。
ノネズミなんて10mおきに一匹いる計算になるほどたくさんいるのだし、クマだって確実に行動を起こしている現場だからである。
脅かす必要もないが、自然度の濃い場所なのだからそのくらいの野生動物もいることくらいは知っておいてほしいものだ。
長野県駒ケ根高原にて。
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ノネズミの巣穴 への3件のコメント

  1. 大津の焼物や より:

    たぶん、穴の中からねずみが 走って行くご夫婦の後姿を見て 笑ってるんじゃないかな。
     きゃきゃキャ ちゅ~

  2. ピッコロ より:

    さて、私もノネズミのいそうなところを探してみようかな。
    巣穴は人通りから近いところで時々見かけるけど、あまり人目につかない場所で。

  3. ノネズミを追って

    森の中の朽ちた切り株(残念ながら巣穴ではない)に無人の自動撮影カメラをセットしてみた。
    周りにはドングリやクリが散乱しているが、はたしてこの場所にノネズミはやってくる…