マダニの反撃…

このシカの左耳だけで、ダニが大小10匹食らいついている。
右耳にも、右下瞼にもいくつかいるので、シカの頭部だけで20匹くらいのダニが血を吸っていることになる。
で、体には「ige」にブロックされながらも、数百、数千のダニが潜んでいるハズだ。
一頭のシカだけでもこんな数の「ダニ」だから、シカ族全体ではもう想像を絶するほどのダニ、ダニ、ダニ、ダニ、ダニ、ダニ、・・・・・・が、私たちの身近なところに「潜んで」いる、ということになる。

このシカが、イマドキの日本ではべらぼうに増え続けている。
そして、野生動物はダニに血を提供して、ダニはどっさり天文学的数字のタマゴを産んで、さらには快進撃をつづけていく…。
シカは、道路に撒く「融雪剤=塩化カルシウム」によってこの30年間で激増した。
その原因をつくったのは、車社会をつくった現代人であり、その人間が自然に対する最低限のルールであろう雪道では「タイヤチェンを巻く」という「防滑」義務を忘れて融雪剤に頼り切る横着人間社会になってしまったからだ。

「自然界の報道写真家」としてオイラは、現代社会のそうした点と点を線で結びながら、ちょっとした「気づき」を提供しているにすぎない。
それなのに、ダニを怖がったり、嫌ったり、茶化したり…
それをする以前の問題に目を向けなければならないのが現代社会に生きている私たちの「気づき」なんだけれど、どうもそれすらもできないようだ。
天文学的数字のダニが、ige抗体のもてない無菌状態家畜化現代人をこれからはヒタヒタと襲撃してくる、ことだろう。
オモシロイ、これは実に面白い、ことだ。
ここは、もっともっとダニに暴れてもらってもいい、と思っている。

カテゴリー: 旅・取材・人   パーマリンク

マダニの反撃… への1件のコメント

  1. しらとり より:

    僕は犬を洗う仕事をしていますが 暖かくなると未だに体中 蚤・ダニが数え切れないほど食い付いているワンコがいます。当然 そう言った犬をシャンプーする際には蚤・ダニ取りをするわけですが その後気が付くと僕自身に蚤・ダニが食い付いてる事があります。最近はペットにはかなり良い予防薬(フロントラインなど)ありますね。gaku先生はホタルちゃんには予防をされているのでしょうか?