シカ退治

環境省が、南アルプスの高山帯に出没するシカを銃で撃つことにするらしい。
6日付けの地元紙一面に掲載されているということは、それだけシカ害が深刻化していることの表れかもしれない。

これだけ増えすぎてしまったシカを、標高3000mの稜線で狙いつづけてもどれだけの「効果」があるのだろう…か?
シカは、広大な南アルプスの自然林のなかで次々に量産され、殺されても殺されても「補充」をきかせてくることだろう!!

しかも、殺したシカはヘリコプターを使って降ろすとなると一頭につき100万円かかるから、人力で行う、という。
人力なら、一頭30万円で「済む」…と。
深読みをすれば、ほんとうに、いろんなことが考えられすべてが「不可能」にちかく、結果的には「金」だけを使うことになりそうだ。

シカをここまで増やしてしまった環境行政に相当な責任があるのだけれど、どうもそのところにはマスコミも立ち入ってはいない。
半世紀前まで遡れば、当時からの環境審議委員なるメンバーの見識がなかったのだろう。
そして、今日でもシカといえば必ず出没してくる大学の先生がいるけれど、その先生の仕事がまったく成果を収めた試しがないことはずっとオイラも見届けてはいる。それなのに、まだまだ地元の行政などはありがたがって従っている、だけ。

ここは、シカたちに多いに暴れてもらいたいものだ。
50年後のシカがどうなっているのか、日本の環境がどうなっているのかを検証する意味でも、今現在のこうした人の心理や社会の動向をきちんと記録と記憶にとどめておかなければならない、だろう。

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シカ退治 への5件のコメント

  1. プロキオン より:

    >50年後のシカがどうなっているのか、日本の環境がどうなっているのかを検証する意味でも、今現在のこうした人の心理や社会の動向をきちんと記録と記憶にとどめておかなければならない、だろう。

    私もそのように思います。
    かつて犬の繁殖を利殖にもちいた会社がありまして、各地で問題となり新聞やテレビでもとりあげられた事件がありました。会社の名称だけは耳にしたことがあったのですが、ある方がその事件を取材した本の存在にふれていて、内容について事実確認したいとのことで事情を知っている人間を捜していたことがあります、昨年の事でした。
    私も興味をひかれて、その本を入手して読んでみたのですが、私が想像していた以上のことが記載されていました。すでに世間では風化して忘れられてしまった事件でしたが、今後も同じことが起きないという保証はなく、やはりキチンと後世に伝えておくべきことかと思いました。
    本として記録を残しておくことの重要性を感じました。

    と、同時に今起きていることの記録として、原発事故の際の誰がどのような発言をしていたという本も購入しました。こちらの本は大手取扱店が取次ぎを拒否したということがニュースになっていましたので、なお一層読んでおかなくてはという気持ちにさせられました。

    今現在の時点で、誰がどのような意見・考えでどのような施策をとったのかという記録されていないと、どの時点でどのような誤りがあったのかが有耶無耶になってしまい、なんどでも同じ過ちが繰り返されかねません。
    やってみて駄目だったまではいたしかたのない面もあるかと思いますが、何度も同じ過ちをくりかえしてしまう愚は避けたいものです。

  2. いち猟師 より:

    こんばんは、御無沙汰しております。
    それから挨拶遅れましたが、この春から九州へ転勤となりました。
    こっちもクマは獲れない(居ない?)のですが、鹿と猪は活躍中ですので猟期になれば私も活躍する予定です。
    ただいま猟場探しに励んでおります、だいぶ地勢が変わってしまっているので‥。

    ところで本題の件ですが、高山地帯と思っているのは人間だけです(キッパリ!)。
    私が猟場にしていたそれこそ南アルプスの方は、谷底から尾根筋まで、比標高で1000m~1500m位あったのですが、毎日か毎晩か分かりませんが彼らは平気で登り降りしてました。
    と言うか、猟師だったら彼らの身体能力の凄さは身にしみていると思うのですが‥。
    こちらが5分以上かけて上がる斜面を数秒で駆け上がりますからね。
    下で獲るのと何が違うのか分かりませんが、そこまで手間金掛けるのなら、いっそのこと夜間河原でイカの漁火よろしくサーチライトで照らした方がよっぽど効率はいいと思います、ただ駆除するだけなんでしょうから。
    まあそうは言うものの、法律の問題及び地元の事情もあるのでしょうからこれ以上は遠慮しておきます。

    それから今後ともよろしくお願いします、失礼いたします。

  3. C-NA より:

    シカの話とは少しずれるかもしれないのですが山の保全でも似たような話があります。
    山を知り尽くしているかのような人が実は動物や帰化植物には無頓着で花だけを守ろうとしてもシカの生態や帰化植物の実態には降れていないので環境保護や保全が一向に進まないのです。
    関係行政や協議会の中で”先生”なる人に相当の遠慮があるようでばかばかしいことではありますが悪いスパイラルだと思います。

  4. 遠藤 正昭 より:

    鹿に限らず、今の日本の自然をだめにしたのは、戦後の自然保護の名の下に行ってきた行政の各種施策がもたらした、結果ではないでしょうか。
    TVなどのマスコミも行政の認可を受けて成り立っているため、行政に不利なことは、程々にしていることは自明の理ではないでしょうか?
    鹿に限らず、植物でも、大金鶏菊は、目の敵にしていますが、なぜ、外来種のルピナスは対象外なのでしょうか?
    今さら、アメリカザリガニも、駆除の対象になっているとか?
    日本中どこに行っても杉と桧の山が目立つ昨今、災害がどこで起きても、不思議ではないのでは?
    高地の鹿の駆除を行うそうですが、車山のニッコウキスゲの被害などはどうするのでしょうか?
    高地に捕獲者がはりつくのでしょうか?
    政治や行政に携わる人は、もっと、長期的な視野にたって取り組んでほしいものです!!

  5. プロキオン より:

    本日のgoo のニュースにエゾシカの処理に関するニュースがありました。URLがコピペできなかったので、本文をそのまま転載してみます。
    やはり、どこでも処理費用が負担になっているようですね。実際のところ、この記載の方法がどこまで効果があるのかは、私にはわかりませんが、処理に苦慮しているという事実があるということになるのでしょう。

    ーーーここからーーー
    駆除のシカ、菌で分解 北海道興部町が新手法
     処理施設で混合される駆除したエゾシカと木材チップ=北海道興部町(同町提供)
     北海道興部町は生ごみの処分に使う土壌菌を組み合わせ、駆除したエゾシカを分解して処理する方法を開発した。農業被害が深刻で、年間約300頭を駆除しているが、処理の経費は3分の2ほどに削減できた。環境省は菌を使う方法は珍しいとしている。

     興部町によると、土壌菌を付着させた約30立方メートルの木材チップの中にシカの死骸を入れる。ショベルカーで1日1回かき混ぜると、体重約100キロのシカが3日ほどで骨も皮もなくなる。

     道内の4町村もこの方法を採用したほか、ニホンジカやイノシシの被害に悩む岐阜県下呂市も同様の処理施設を建設する方針だ。

    ーーーここまでーーー