キツネはちゃんといるのに…

『あんたのこと、近所の人たちがみんな笑っているぞ!
あんな場へカメラ仕掛けたって、キツネなんてここには居やしねえ。
昔はいたけんどよぅ。いまでは、まわりがみ~~んな住宅街だから、なぁー。
オレだって、居ねえ、と思う。』

東京都下の大地主のところに無人カメラを置かせてもらって、二週間。
そのカメラをチェックすれば、オイラの狙いどおりに若い「キツネ」が撮影されていた。
オイラは、さっそく地主のおじさんを呼んでカメラのモニターを見せてあげた。

『なんだぁー、居るじゃんかぁー。
やっぱり、居たんだぁー。
これは、おもしろい。
うれしいねぇー。
居たんだキツネ!!
もっと知りたいから、この先ずっとカメラ置いておくれぇー。
一年だって、いいぞぅー。』

何よりも、いちばん喜んだのは大地主だった。
っと、いうことで、
オイラは、人の意見は若干参考にはさせてもらうけれど、環境を見切って自分の直感力をイチバン大切にしている。
だから、東京都下のこんなところにも野生のキツネが生息しているのだ、とはじめっから「直感力」が働いていたから『カメラを置かせてほしい』と、大地主の懐に飛び込んだ次第だった。
野生を語るとき、オイラは自分で確認したことしか発信しない。
そのために、無人カメラをはじめとする調査方法を独自開発してきているのである。
東京通いは、ちょっと交通費がかかるけれど、俄然オモシロクなってきた。

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