貴重なノウサギ


久しぶりに、ノウサギの足跡にであった。
長野県中南部では、ここ30数年のあいだにノウサギが激減している。
とにかく、雪の上に足跡を見つけることすら困難になっている。
そのくらいノウサギが減少してきているのである。
半世紀ほど前までは、ノウサギはどこにでもいた。
農林業への被害もあり、対策にキツネを導入したいきさつがある。
以来ノウサギは減少への道をたどったが、キツネの放獣だけでこんなにもいなくなるとは思えない。
農林業などの人間社会的な変化があって、ノウサギの生息環境に異変が加わったとみている。
と、まあ、ボクはこのような考えをしているが、県下ではノウサギを半世紀にもわたって統計的に調査研究している人などいない。
たった1頭だけの足跡だったが、なんとか生きのびて今後のノウサギ復活への足がかりになって欲しいものだ。
そうすれば、イヌワシやクマタカも喜ぶ。
長野県木曽谷にて。
GX

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貴重なノウサギ への8件のコメント

  1. 灰色海豹 より:

    >農林業などの人間社会的な変化があって
    つまり、農耕地が放棄されたり、山林の手入れがされない、、、という事でしょうか。
    フランスでヤブノウサギやアナウサギが多い理由の一つに、狩猟用の放獣があるのでは ? と思っています。

  2. ピッコロ より:

    仙台でもノウサギは足跡を確認しただけで姿の確認がなかなかできません。もちろん目撃者がいない訳ではありませんが他の動物より少ない印象です。
    来年こそは撮影したいものです。

  3. kaba より:

    gaku先生!
    この時の野うさぎは 左手前から出てきて 前方の二本の潅木の真ん中を通って 左の潅木を回り 右手前に 入って行った でしょうか?

  4. もっち より:

    安価な外国産木材→農林業衰退→放棄→下草育たず→食料、生息場所減少→捕食者のイヌワシ、クマタカ益々受難・・・。
    根本的に、日本の農林業の現状を何とかしないと数々の環境問題の解決は、そうとう厳しい・・・?

  5. 小坊主 より:

    ウサギにしろ、ネズミにしろ、木材のための林業よりも、里山や草刈場の消失の方が、より大きい要素のように思いますが、如何でしょう?

  6. ピッコロ より:

    そうですね。こちらの里山は今まさに建設ラッシュ。動物たちの横断を見かける道路もいずれ拡張されるし住めるエリアは縮小の一途。

  7. m爺 より:

    本当にお久しぶりです。
    1/6日に時間が出来たので、阿智村園原の、神坂神社へお参りに行ってきました。
    途中から、4WDのスイッチを入れなければいけませんでしたが、
    おかげで動物達の足跡がいっぱい見れました。
    ただ、雪の降った日から数日が経っていたため、
    識別は難しい状態でしたが、ウサギは分かりました。
    途中の民家の庭先から神坂神社まで、ウサギの足跡がずっと確認出来ました。
    個体数が多いのか、行動範囲が広いのか、私には分かりませんが、

  8. 想像する2

    雪の降り積った森の中で動物の足跡を探した。
    午後から森に入ったので日当たりのいい場所では雪が解けてしまっていた。いつもタヌキなどの足跡を見かけるところに何も見当たらな…