寒バヤ


最近、安曇野でハクチョウを見守っているおじさんグループと顔なじみとなった。
犀川のほとりにプレハブ小屋を建てて、そこにたむろしながら酒をのんだり、ハクチョウに餌をあげたり。
平均年齢65歳以上と思われるおじさんたちだが、けっこう楽しい。
何が楽しいかといえば、たった一人でイノシシやシカをワナで毎年数十頭捕まえているという猛者もいれば、魚とりが名人なおじさんもいるからだ。
そこで、昨日は「寒バヤ」を貰った。
寒バヤとは、川魚のウグイのことだ。
全国どこにでもいる川魚のウグイだが、それだけに人気がいまひとつ。
ボクも、空揚げにしたものを何十匹ともらったはいいが、美味しいと思ってなかったので内心は困った。
が、しかし、一匹食べてみて驚いた。
これが美味いので、ある。
10cmほどのウグイを背開きで2枚にしてあって、それを空揚げにしたものらしい。
しかも、甘露煮のたれでしめてあった。
もち米のあられを食べているようで、なかなかの味がする。
あのウグイが、こんなにも美味しいとは思わなかった。
ウグイの旬は、寒中にあり、まさに、いまがいちばん美味しい時期なのだ。
こればかりは、川を知り、季節を知り、ウグイを知っている人でないと分からない味なのであろう。
そんな身近な自然をまたひとつ、このおじさんたちから教わった。
信州・安曇野にて。
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寒バヤ への3件のコメント

  1. 小坊主 より:

    おっちゃん達の、いかにも大人の遊び、という感覚が伝わってきて、嬉しい一文です。
    余裕を持って、遊びを楽しめる年寄りになりたいものです。
    ウグイとオイカワ、どちらが上でしょうか。
    突き詰めたことはありませんが、オイカワの方が、美味いように思います。

  2. kaba より:

    ウグイとオイカワ 好みの問題もあるでしょうが
    オイカワの唐揚げの独特の風味は ビールの当てに最高でしょう 私らの在所では「寒バエ」はオイカワを言いますね ウグイは別名猫跨ぎと言って 食べないんですが
    昔北海道でジャコ獲りをしたとき 釧路界隈の人は子持ちは美味いと言って ウグイを好んで獲ってましたね

  3. gaku より:

    オイカワ…
    信州の伊那谷では「ガゴ」といいます。
    川釣りで、もっとも外道。
    美味くない魚の代名詞で、びちゃる(捨てる)ものでした。
    寒中の空揚げなら、美味しいかもしれませんね。
    こんど、チャンスがあったら挑戦してみます。