雪が融けたら、タヌキの死体がでてきた。
その死体を、すでに誰かが食べている。
こういう死体処理にまっさきに駆けつけるのが、タヌキだ。
しかしタヌキは、同属であるイヌ科の動物を食べることにボクは疑問をもっているので、実際には誰が食べているのかを知りたかった。
考えられることは、野良猫かテン、キツネ、ハクビシンである。
こういうことを確認するのにもっとも適したカメラであるシグマSD10にセンサーとストロボをセットして、無人撮影を試みた。
そして、その晩のうちに44枚ものシャッターが切れた。
RAW現像をしてみると、そのすべてに、テンが写っていた。
肉食動物のテンが、タヌキの死体を食べてもなんら問題がない自然界の真の姿である。
可愛いい顔をしたテンだって野生動物なのだから、腹が減れば、タヌキの死体だって喰らうからだ。
昨夜も、40枚の写真が撮れていた。
すべて、テンだった。
タヌキの死体からはかなり腐敗臭がするが、テンは内臓だけを避けて、肉の大部分を喰らっている。
さて、この「定食」はいつまでつづけるのだろうか。
長野県伊那谷にて。
シグマSD-10
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これでまた、何羽もの鳥が巣材に困らなくなるわけですね
鹿皮
牡鹿半島の突端を歩いていたらシカの死体を見つけた。
シカくらい大きければ他の動物たちタヌキやキツネにはかなり食べ応えがあるだろう。確認してみるとまるで誰かが剥いだみた…
想像はできても実際にはなかなか目にかかることのできない場面ですね。
さすがです。