アサヒカメラ4月号


今月20日発売の「アサヒカメラ」4月号に、宮崎学の自然報告「生きもの新世紀」が6ページにわたって載っている。
リスの写真だが、リスはノネズミに次いで多く生息する日本の森を代表する野生動物だ。それだけに身近なところにいながら、写真家にはあまり深く撮影されていないのが実情だった。
このためとりあえず、これまで見せてもらえなかったようなリスの決定的瞬間の行動の一部を載せている。
こんな小さな動物でも、やはり新しい映像となると、ボク自身もリスとそれなりに戦ってきたわけだ。
そのなかで、もてる自分の技術をぶつけて、デジタルカメラを駆使した作品としての発表である。
アサヒカメラといえば、ボクが17歳のときにコンテストに初入選した雑誌である。
それだけに、いまでも、写真家としてのステータスを見せる雑誌だと思っているところが多い。
今月号も、作家性を重視した多くの紙面づくりをしてあるのがうれしい。
しかし、今月が創刊80周年記念号ということもあり、時代の変化を受けていることは確かである。
変化とは、フィルムからデジタル化への変革期に80年の歴史がモロぶつかっているからだ。
このため、緊急特集のなかで藤原新也さんが「これからのカメラと写真表現」と題して語っている。
その中で、
「写真家は単に写真を撮るだけで、自己完結をしてはならない。新しいテクノロジーが生まれたら、それに参加してそのテクノロジーをいかに進化させるかの役割も持っている…
 カメラの問題だけを考えていればいいというわけではない。カメラ、パソコン、プリンター、紙、それに印刷所すべてをひとつのシステムとして考えながら、新しいテクノロジーと格闘しなければならない。」
実に、いいことをおっしゃっている。
このことは、つい数日まえにもボクが、ここで言っていることでもある。
フィルムだけに固執することも結構だが、やはり新しいテクノロジーと格闘していくのがプロだからだ。
ボクも、リスで今回は格闘した。
いや、まだまだいろんなところで格闘もしている。
アサヒカメラだけでなく、デジタルカメラマガジンにもボクは連載をしているし、子供の雑誌にも連載をもっている。
いろんな分野に自分をぶつけながら格闘の毎日なのである。
この格闘は、カメラ機材などのテクノロジーだけではない。
自然界とのかぎりなきバトルなのでも、ある。
GRD

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アサヒカメラ4月号 への5件のコメント

  1. hana より:

    「アサヒカメラ」に限らず写真の本って、私には難しくて読んでもよくわからないのです、6ページも載っているのですか・・後で本屋さん行きます。
    >リスはノネズミに次いで多く生息する日本の森を代表する野生動
    ・そうなんですか、まだ野生のリス見たことないです、ネズミは1ぴき退治できないのが店に入り込んでますが。
    >カメラの問題だけを考えていればいいというわけではない
    ・1月旅行に行った時カメラ持っていったの私だけだったので集合写真私のカメラでシャッターきってもらったのです。近くで現像したのですが(人数分)モニターで見るのと違うのでした、いろいろと勉強していかないと現像も難しいと実感いたしました。

  2. 和武! より:

    デジタルカメラマガジンみました。こちらのバトルは圧勝?という感じがしました。バックの電気が全部ついているところとか、窓に三脚が映っていたりとか。余裕、遊び心、自信を感じました。

  3. 花柄クジラ より:

    リスといえば、ドングリを銜えている可愛らしいイメージしか浮かばないが‥‥
    裏を返せばそのくらい、日本の野生動物の本当の姿が撮られていないということだ。
    ここんとこ大きく大きくうなづいてしまいました。
    平面的写真の多いこと。花柄クジラも感じています。

  4. kei より:

    自宅の庭に鳥用のエサ台を設置していますが、豚の脂身をリスがかじって持って行ってしまいました。リスも肉を食べるんでしょうか。ちょっとカロリーが高すぎると思います。

  5. gaku より:

    kei さん、
    冬のリスは、動物の死体などにもやってきて、積極的に脂肪分を欲しがります。
    冬は、高カロリーをもとめているみたいです。
    ドングリを食べるだけのイメージで、リスを見ないほうがいいと思います。