まちがいだらけのサル捕獲檻

2010年に仕掛けられたサルの捕獲檻。
サルは賢く学習能力があるから若干捕れてもすぐに捕れなくなる、とオイラは思っていた。
噂では50余頭がここで捕獲された、と聞く。

そして、5年経った最近ここを通りかかってみたら捕獲熱がすっかり冷めているようすだった。
学習されて捕獲効率が下がったのか、それとも一網打尽にできたのか…?
捕獲できたからといって満足していると、5年も経てば群れは元の数以上に回復していることだろう。
このような捕獲檻ができると人間は「檻」のほうだけに関心がいき、しかも少しばかりが捕れたからといって満足してしまいがちだ。
そのウラで野生動物たちのたゆまぬ進化心理行動への次なる作戦が欠如してしまうから、ただいたずらに知恵をつけさせ撹乱するだけになってしまう、とオイラは考えている。
このような対処猟法だけの発想には無理があるので、こうした獣害にはやはりキチンとしたコンサルタントの参謀が必要なのだ。
そこに、行政も地域住民も気づかないから老齢化集落では野生動物に太刀打ちもできずにやがて負けていく。
そうやって地方が寂れ滅んでいくとオイラは睨んでいるから、自然界に対する人間社会の精一杯の抵抗現場があったという備忘録として、一応こういう写真も撮りながら時代を語っている。

20151108 高遠長藤サル捕獲檻 DSC_5325

30~40年前は、このような檻が主流だった。

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捕獲するのも人、管理するのも人…。このように安易な放置が続けばすぐに動物たちに学習されて捕獲効率が下がっていく。

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このようなスローガンだけは目にするが、本気度がないから一向に獣害対策は進まない…。

20140406 群馬妙義山 DSCN0053

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