中央アルプス山麓の駒ケ根高原にある知人のみやげ物店の裏庭に、キツネの糞があった。
苔むした切り株の上に、これみよがしにサインっぽくやってあった。
人家から15mしか離れてないのに、キツネはまるで犬のようにやってきて、糞をしていく大胆さ。
このキツネは、それだけ周辺住民を観察したうえでの野生の行動だったのである。
キツネの糞をよくみると、イノシシの体毛がたくさん混入していた。
どうやら、どこかにイノシシの死体があって、そこで食べてきたのであろう。
先だっての「死の宣告」を受けているイノシシの現場までは、直線で2,5kmある。
あのイノシシは現在もまだ生きているので、別にもイノシシの死体があるということだ。
大型のイノシシといえども、死ねば肉食動物の餌となる。
キツネの糞が、そのことを教えてくれている。
駒ケ根高原にて。
GRD
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