間違いだらけの自然観 1  「ツキノワグマの目撃」


2日前の地元紙に、こんな記事が載っていた。
「中央アルプス山麓の道路際でツキノワグマを目撃。
深夜の0時40分ころ、車で通りかかった人がクマの姿を見て、警察署に通報。
体長は2mくらいだった。
危害があってはいけないので、村役場では捕獲檻を仕掛けるといっている。」
この場所は、昔からツキノワグマの生息地となっているところであり、クマがいて当たり前。
それなのに、深夜に車で通りかかってツキノワグマに出会っただけで、警察署へ通報とはあまりにも自然を知らなさすぎる。
深夜にクマが行動していることは普通なのであって、深夜にそこを通りかかった車はいったい何をしていたのだろうか。
夜間運転すれば、タヌキやキツネやイノシシ、シカなどは、しょっちゅう出てきているのに、クマが道路際を歩いていてはいけないのだろうか。
自然が豊かで、自然度が濃いことを売り物にしている中央アルプス山麓なのだから、ツキノワグマだって自然界の一員としてセットされていることに気づかなくてどうする。
こういうことを記事にするマスコミも、もう少し自然とはどんなものなのかを分かっていれば、書き方にも工夫があっただろう。
中央アルプス山麓にて。
SIGMA SD-10 

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間違いだらけの自然観 1  「ツキノワグマの目撃」 への6件のコメント

  1. ピッコロ より:

    危害があってはいけないから、なんてのも現代の過保護社会の象徴的な言葉ですね。
    自然と触れ合いたいのなら危険回避などは自己責任で対応しないとキリがありません。

  2. モモンガ より:

    何かあると「放置した行政のせいだ」という人がいるからいけないんですねー
    行政はとりあえず檻をしかけないと責任問題になるのでしょう・・・責任逃れもいいとこ。腹が立ってしょうがないです。。
    「熊出没注意」の看板の横に
    「ツキノワグマ殿、人間の仕掛けた檻に注意」って看板たててあげようか・・・

  3. クワ より:

    近くの団地で桜が切られました。
    理由は「毛虫が出るから。」

  4. amitake より:

    科博・自然教育園にトリカブトがない。同筑波植物園には「毒草ですから近付かないで下さい」というような掲示があった。
    山へ行けばごく普通にあるし、大船の鎌倉中央公園にはいっぱい生えていた。
    展示し、その毒性をきちんと知らせるほうが本当は大切なことと思いますが、
    事故があったりするといけないとか逃げているのでしょうね。
    水仙、キツネノカミソリ、キンポウゲなど毒草もあるのに、その説明もない。

  5. てっちゃん より:

    4、5年前ぐらいに、郵便局の人が、うちに郵便物を届けた帰りに、ヒグマを見て、それで引き返してきて、母さんに、「ヒグマを見たから通報してくれ」言ったので、母さんは、「ヒグマはもう居ないから行きなさい」と言っても、全然言うことを聞かずに、結局自分で警察に通報して、警察や役場や、消防署の人や、ハンターが来て大騒ぎになって、通報した人は青くなっていたららしい・・・
    山にヒグマがいるのは当たり前なのに、たまたま見ただけで、通報していたら、良い迷惑ですね!
    何時までもヒグマは居ないのに、ハンターだって、仕事があるのに、そんな事ぐらいで呼び出されたら、たまったものじゃ無いですね!

  6. 徒然日記 より:

    野生動物被害?

    ゴールデンウィークも訪れ、山菜シーズン真っ只中だ。
    この時期に必ずニュース報道される「山菜採りでクマに襲われる!」という内容。
    被害の遭われた方には本当にお気の毒だと思う