タケノコを食べたくなって、近所の竹やぶへでかけた。
しかし、今年もイノシシに掘られてしまって諦めざるをえなかった。
昨年も、タケノコは1本も収獲できなかった。
3年前は、たくさん獲れた。
3年前でもイノシシがタケノコを食べてはいたが、ボクが掘る分くらいは残してくれてあった。
だから、タケノコはマーケットで買ってまでして食べる気がしないのである。
だが、昨年からイノシシはもっと賢くなった。
地上にタケノコが頭を出す前に、探り当てているからだ。
土中にある、いわゆるいちばん美味しいところを見事に掘り返して食べているのである。
ボクはタケノコが地上に顔を出さないかぎり、見つけることができないから、イノシシにこれをやられてはたまらない。
まったくのお手上げで、ある。
そんなイノシシが、これ見よがしに竹やぶに糞をしてあった。
しかも、タケノコを食べ過ぎた下痢糞。
冬の間に使い残した脂を落とすために、こうして下痢までしながら「春」を食べつくしているのである。
旬を食べる意味がここに見事に示されているが、冬になってイノシシ肉をボクが食べても、タケノコの味はしない。
ボクだってやっぱり、春にはタケノコを食べたい、のだ。
伊那谷にて。
GRD
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関東の実家の裏山は今年は当たり年!猪も(鹿も猿も)いないので採り放題で、母は日本全国の親戚中に宅配しておりました。もちろん私の所にも♪
今住んでいる但馬は同じく猪にほとんど食べ尽くされているらしく、同僚にお裾分けしたら喜ばれました~
実家はそんなのどかな土地ですが、最近ハクビシンが近づいているとの噂があり、いよいよ獣との食料争奪戦が始まるかもしれません。
そう言えば、今朝自宅住宅地の中に、まだ新しいアナグマの死体がありました。車に轢かれたようです。
実家は夜間車で走っていても、カエルは横断してもタヌキなどの動物が横断するのを見たことがありません。
こういう動物がいない結果の「のどか」も考え物ですね。
それに気付いたら、何か気味が悪くなりました。
イノシシとタケノコを取り合う。そういうところから、野生動物の視点?が見えるのだと思います。
里帰りした際、筍狩りを楽しみました。
大勢でやったので、子供も混じって大騒ぎ、、、掘って、料理して、酒飲んで、楽しい一時を過ごしました。