ツキノワグマの走り幅跳び


何冊かの出版を控えて、いま、とんでもない忙しさを迎えている。
仕事場に、カンヅメ状態である。
忙しすぎて、4日も風呂に入れないでいる。もっとも、このくらいは日常的でもある、が。
どんなに忙しくても、無人撮影装置のメンテナンスだけには出かけている。
こうした時間こそが、ある意味ではいろんなことを構想できる“発想の泉”にもなるからである。
カメラからカメラへ移動するときに、きょうは、ツキノワグマの道を使ってみた。
ツキノワグマの道は、メインストリートとみちくさ道が縦横無尽にあり、頻度の違いはあるがどこでも歩いていると考えていい。
ボクが風呂へあまり入らない理由は、ボクの素の体臭をクマに覚えてもらう意味もある。
だから、こうしてボクがクマの「けもの道」を使うことで、カメラの前にも平気でやってきてもらえるように認識させているのである。
その道の一つが、渓流を越えていた。
それも、水に入るのを極力嫌うのか、石から石へと幅跳びをして横断していっているではないか。
その証拠に、クマのジャンプと着地点となる石には、苔が生えていなかった。
イノシシとかシカ、ニホンカモシカのように、蹄を持つ動物は、滑りやすい石の上を使って跳ぶようなことはしない。
彼らは、水の中を歩くほうが安全だから、だ。
ここまで見てしまうと、クマのジャンプする姿を写真に撮ることも可能となった。
あとは、1ヶ月待つか、3ヶ月待つか、あるいは半年かといった時間をかければ、まちがいなく成功すると読んだ。
そのためには、カメラとストロボは24時間体制でずっとチャージしながらチャンスを待ち続けることになる。
と、まあ、書いてしまえば簡単だが、機材をきちんと維持する技術が大変なのである。
しかし、このカットは撮影できそうな予感が、する。
写真:矢印の石にある苔の生え方が異常だ。矢印間は、1,6m。

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ツキノワグマの走り幅跳び への2件のコメント

  1. さたにい より:

    川の生物調査してると、水流だけでは出来ない不思議な地形が確かにあります。そういえば石の脇の水たまりに落ち葉が溜まってないですね! なるほど楽しみがひとつ増えました。
    右から左へ、ほいっ!

  2. どぶろく より:

    クマの跳躍力っていかほどのものなのか。少なくともあんまり軽快なイメージはないですが。渡り易い場所を選んでるし、楽な仕事じゃ無いんでしょう。渡り損ねて川にはまったりするんでしょうか。U_U