インターネット社会の落とし穴 1


2001年4月。
栃木県のある美術館で、ボクは講演とサイン会をした。
その会場に、一人の主婦がきていた。
フクロウの写真集を買って、サイン会の列に並んでいたから、言われるとおりに名前と日付を入れた。
そのあと、この主婦からは「ファン」と称して、いろんな手紙が届くようになった。
ホームページにも熱心なカキコミがあって、そのエネルギーと異常さに、ときには掲示板が荒れそうになるときもあった。
ちょうどオフ会があったので、掲示板で呼びかけたら、その彼女もやってきた。
あれから、5年。
毎年1月下旬くらいになると、にわかにメール攻勢が彼女から続くことに、気づいた。
そして、6月ころになると、それもふっつりと、消滅していく。
だから、季節によるパターンがあるのだと思って、放っておいた。
傑作は、皇太子殿下の愛子さまが誕生したときに、
「あのお子様は、私とgaku先生のあいだにできた神の子…」、というメールがきた。
このときに、ボクは、この女性が心を病んでいることを確信した。
しかも、これはかなり重症ではないのかと思った。
が、しかし、ときすでに遅かった。
今年は、3月下旬からメール攻勢を受けた。
その添付写真には、なんと、2001年4月の日付のあるボクの「フクロウ」の写真集に、人糞が乗せられていた。
ああ、とうとう、ここまできてしまったのかと思っていたところへ、いきなり狂気なHPへのカキコミの連続放射。
そればかりか、全国のHPや個人メールに、支離滅裂意味不明なことを毎日機関銃のごとく連続発射して現在進行形なのである。
しかも、いろんな人の名前を語ったり、発信者をボクにしたり …
プロバイダーは、DIONなので、
対策をして欲しいと4日前から行っているが、いまだに何もしていない。
DIONから、本人あてに確認メールを出したらしく、それすらもこちらへ彼女が転送してくる始末。
それを、DIONへ再送しても、DIONは知らんぷり。
全国から証拠となる何十通ものメールをDIONに送り続けているのに、週末は、まったく対応を怠っているのが実情である。
日本のプロバイダーというものは、こういうところなのだと、ここで初めて実態を知ることとなった。

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