いまから30年後の野生動物に対する意識…

20170824 【写真家は見たシリーズ 32 】

通学路にイノシシが出た。
民家脇にツキノワグマが出た。
街中にサルが出た。
自然豊かな長野県でもそんなことが頻々すると、親はヒステリックになり子供は不安を覚え市民の「子供見守り隊」が出て通学路を見張る。

それを、幼児体験豊かな団塊の世代はけっこう笑って見ている。
40~50代のガリ勉世代は、自然はやがて滅びるのだから自然と共存して守ろうという意識が強い。
ゆとり世代のヤンパパママは、絵本や縫いぐるみでしか野生動物を知らないからパニックになる。
そして、イマの子供世代が大人社会となる30年後には自然や野生動物とは戦わなければならないという意識になっているのではないのか、とオイラはイマドキの社会心理を分析をしている。

純野生の雄イノシシは警戒心が非常に強いから生態写真をきちんと撮ることは難しい。
しかし、赤外線カメラでひっそりと無人撮影していると雄イノシシがけっこうたくさん生息していることに気づく。
雄イノシシは元気で荒ぶれてどんどん種付けをしていくから、30年先を見越せばイノシシはまだまだ人里に出没して「見守り隊」の世話にならざるをえないだろう。
いま、通学路で守られている子供たちが親の世代になるころには社会の自然に対する意識も大きく変わっていると思う。
その意味では、イマをきちんと見届けて分析して発信しておくことは大切なこと。

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