獣害対策で引き起こす災害

西日本を中心とした広範囲におよぶこのたびの水害。
土石流や堤防決壊が随所で起きているが、一部地域では「獣害フェンスが原因をつくっていた」と聞いて驚いた。
なるほど、考えてみれば、たしかにそれは有り得る気がする。
雨で流れてきた落ち葉や小枝などがフェンスのメッシュを塞ぎ、小さなダムをつくる。
すると、やがて、その流れが別方向へ行き、さらに大きな水流となって災害に及んでいくことは可能だ。
増えすぎた野生動物たちがこういうところにも遠因をつくっていたとなれば、それこそイマドキ自然環境を多角的に見ていかなければならないことになる。

「蟻の一穴」で堤防が、「ヌートリアの巣穴」から溜池が決壊することだってある。
新たな獣害視点が必要になってきた。
ちなみに、長野県だけで獣害フェンスはすでに1000kmを超えたという。


これは、大雪で獣害フェンスが倒壊。右側の水路にはヌートリアも生息している。左側の田んぼはすでに耕作放棄されている。フェンスには雑草がからまり、水路が増水すれば水流に相当な負荷をかけることは必至…。


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