20201108
「昔はなぁー 熊が柿の木に登ってなぁー 柿を食いに来たでなぁー
夜になると来るから、オラは縁側に座って待ってただぁー
満月の明かりで熊を見定めて、村田銃一発で仕留めたものさぁー
熊の肉は柿の木の持ち主と山分け、毛皮と胆は高く売れたでなぁー」
いまから50~60年前には、長野県伊那谷のツキノワグマは確かに柿の木に登って「柿」を食っていた。
だから、老いた猟師にも美味しい仕事があった。
夜撃ちはご法度だが、のどかな時代…だった。
それが、イマでは柿を食うツキノワグマは皆無ないしは極々「稀」となっている。
それでも、ツキノワグマは猛烈に多い。
これは、何を意味するものだろう…か?
それなのに、日本海側や他県一部地域では柿を食うツキノワグマがいる。
しかも、ドングリから話題が移って放置「柿」を全国的と語る研究者や専門家、マスコミ、行政…が出てきた。