「父さんの小さかったとき」


正月早々に締め切り原稿があった。
ある出版社で、子供たちに薦める5冊の本を紹介して欲しいという依頼だった。
そこで、何冊かの候補を考えていたら塩野米松さんの「父さんの小さかったとき」(福音館書店)がでてきた。
団塊世代の子供のころの時代や遊びなどを紹介した本だ。
作者の塩野さんとは30年来の知り合いでもあるし、イラストを描いている松岡達英さんも伊那谷のボクのところまで取材でこられたことがある。
それだけに懐かしくみていたら、ボクらが子供の頃にやってきた遊びをいまの子供たちも新鮮に思って見ていることがわかった。
そこで、冬でもあるし手づくりで「そり」をつくることにした。
ボクが子供のころは、雪遊びがしたくて、板や竹をつかってそりを自分で作ったものだ。
現代ならば、ドリルや丸ノコ、釘やトーチランプなど、子供の頃にくらべたら便利な道具がいっぱいある。
このような道具は工作用にボクもみんな持っているから、「そり」もあっというまにできてしまった。
さっそく近所の子供たちをつれて、近くのスキー場へ。
これが、また具合がよくて、滑ることすべること。
子供たちは大よろこびだった。
そして、ホームセンターなどで売っているプラスチック「そり」で遊びにきていた30代のお父さんたちは、ボクの手づくり「そり」を羨望の眼で見ていた。
あるお父さんなんて、作り方を聞きにきたほどだった。
30代世代ではこのような手づくりの経験はないだろうから、子供より返って大人のほうが新鮮に映ったのかもしれない。
スキー場での手づくり「そり」は、ほんとうによく目立った。
写真:ボクの作った「そり」には、ちゃんとブレーキまでついている。
これで舵もきることができるから、子供たちは大喜びだ。

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「父さんの小さかったとき」 への8件のコメント

  1. amyu より:

     明けましておめでとうございます。
     始めてコメントさせていただきます。
     手作りのソリ、いいですね。
     ブレーキは右側に付いている横棒でするのかなあと思うのですが、舵はどうやってきるのですか?
     塩野さんの本は面白くていい本ですね。

  2. C-NA より:

    gaku先生こんばんは。
    面白いですね、私も子供の頃を思い出しました。
    雪は降りませんでしたがリンゴ箱に古い車輪をつけて坂道や丘の斜面を下るんです。
    兄が父(職業・大工)の道具箱から使えるものを総動員してかなり丈夫に作りました。もちろんブレーキ付きでした。舵は車輪の両側に縄をつけて両手で操っていました。馬車の要領でした。具体的でしょamyuさん。

  3. gaku より:

    手づくり「そり」は、ほんとうに楽しい、です。
    >ブレーキは右側に付いている横棒でするのかなあと思うのですが、舵はどうやってきるのですか?
    両サイドにある横棒をもちあげるとブレーキにもなり、左右の持ち上げ加減で舵にも、なります。
    この調節が雪の斜面では微妙な工夫がいり、子供よりむしろ自分でつくったボクが夢中になってハマってしまいました。
    こんどは、トレーラーみたく運転室と荷台が分かれた舵とり「そり」をつくろうか…、って、考えています。
    とにかく「手づくり」は、夢があって、工夫があって、子供たちと一緒になって遊べることがとてもいいことだと思いますし、
    知恵がつくことが楽しいことだと思っています。
    世のお父さんたちは、ぜひやってみるべしですね、子供たちと一緒に。

  4. はな より:

    いや。。すっごいですね!
    ん十年前・・ゲレンデで1回見たことあるんです。その時も目だってましたょ!
    舵が取れてブレーキもだなんて・・ハイテクですね!

  5. めめちゃん より:

    東京23区内、平地で育った私にとってそり遊びは
    あこがれです・・・・
    でも、今じゃブレーキなんかなくても、
    重みだけで既にブレーキかかりそう…
    っつうか、そりに尻が乗り切らないかも(T_T)

  6. 久保の家 より:

    はじめまして。
    手作りの「そり」懐かしいですね。
    北信の山村の子供たちは自分で作った「かじとりそり」に乗って学校へ通いました。
    「かじとりそり」は、腰を乗せる「そり」から前方に1枚の板をのばし、その板の先に一回り小さい「そり」を5寸釘1本で連結したものです。
    小さい「そり」に両足を載せて舵を取り、全長約1キロメートル、標高差約130メートルの坂道を一気に滑って通学しました。
    時には舵取りを誤って川に転落し、親に大目玉を食ったこともあります。
    gakuさんがお付けになったサイドブレーキも記憶にあります。
    当時は資材に乏しくブレーキを釘で固定していたため、強い力が加わると釘が抜けてしまい、あまり実用的ではありませんでした。
    今なら道具も材料もそろっているのでしっかりした「サイドブレーキ付きのそり」を作れますが、道路は車が通って危険なことと、そもそもそり遊びする子どもがいなくなっていまいました。
    昔の話ですね。

  7. クワ より:

    僕も都内でしたが、坂道でソリやってましたよ (ま、ソリというか、木箱でしたが)。

  8. モモンガ より:

    わたしは近所の農家のおばちゃんに肥料袋貰って、何度も何度も滑りましたー。
    こんな素敵なスキー場はなかったです(^^
    久保の家さん、素敵なホームページですね!!
    プロフィールにのっていた「ぴんぴんころり」
    爺ちゃん が、主催者様でしょうか・・・すばらしい!