天然エノキタケ


ツキノワグマのフィールドに出かけて、いつもの林道脇に車を停めた。
そこは見慣れた風景だが、15mほど前方にあるヤナギの幹になにやらキノコが生えているのがみえた。
キノコは成長が早いから、ある日とつぜん目に飛び込んでくることが多い。
毒キノコでもいいから撮影しておこうとGX8をもちだして、近づいてみる。
なんと、そのキノコは「エノキタケ」だった。
か弱そうなキノコだが、茎が黒いのがエノキタケの特徴。
撮影してから、さっそくこのキノコを採集してきた。
大根おろしで食べることを想像しながら、帽子にかきむしってきたのだが、キノコがあまりにも少なすぎるから一口で終ってしまいそうだ。
エノキタケなら、3年前にある山のクリの倒木にたくさん生えていたことを思い出した。
昨年も生えていたが、出かけたのが遅くて収穫なんてできる状態ではないほどに腐っていた。
だから、「もしかして今年も生えているのかもしれない」。
そう思って、クリの倒木まで出かけてみると、エノキタケが一面にどっさり生えていたではないか。
それも、ちょうど食べごろ。
さっそく倒木からむしりとってきたが、3kgほどの収穫量があった。
食べきれないほどのキノコだったから、親友の居酒屋へ半分おすそ分けをしながら、今夜は「大根おろしのポン酢和え」と「すき焼き」が目にうかんだ。
自然にどっぷりつかっていると、季節を追いながら、こうした楽しみがあるからやめられない。
ボクは、キノコにはそれほど詳しくはないが、見分けに自信のあるキノコだけは積極的に採集してきている。
天然エノキタケも、最近になって分かるようになってきた。
こういう出会いは何回あってもいい、と思っている。

写真上:ヤナギの幹に生えていた瑞々しいエノキタケ。
写真下:人におすそ分けしても、なおこんなにも天然エノキタケが採れた。

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天然エノキタケ への4件のコメント

  1. オーロラ より:

    天然のものは,スーパーに並んでいる菌床栽培のエノキタケとは,まったくの別物ですね。
    ナメコとも似ていて,とっても美味しそう!

  2. てっちゃん より:

    w(゚o゚)w オオー!たくさん採られましたね、僕は採りに行く暇が無くて、今年はまだ採っていません・・・たぶんたくさん出ているだろうな~?
    >オーロラさん
    栽培もののエノキタケとは、まったく味も見た目も別物で、とても美味しいキノコなんですよ。

  3. 島田 A 秀樹 より:

    宮崎先生
    ところで、キノコを熊や鹿は好んでたべるのでしょうか?
    昔、NHK(ケチケイとの別名もありますが・・・)の番組で、グイズリー・ベアーが食べていたのを記憶している気がしますので・・・。

  4. gaku より:

    天然エノキタケは、ほんと栽培品とは別物に見えますね。
    でも、樹木の暗い穴の中に生えていたりすると、茎だけが長くのびて白くなっていることよくあります。
    一昨日も別の山中でどっさり生えているエノキタケを見つけましたが、先っちょを少し何かに食べられていました。
    地上60cmほどでしたから、カモシカかツキノワグマだったのかもしれません。
    現場を見てないので、なんともいえませんが両者はキノコを食べていると思いますA秀樹さま。