写真コンテスト


昨日は、大阪の朝日新聞社本社に拠点を置く全日本写真連盟の「動物写真コンテスト」の審査にいってきた。
2800点ほどの作品が全国から集まって盛況だった。
写真というものは、正直に撮影者の気持ちが現れるから、アマチュアのたくさんの写真を拝見することは、それぞれに心理状態もわかって楽しいものだ。
こういうコンテストには、審査委員長の傾向を調べあげて、少しでも優位に立とうという作者が必ずいるものである。
今回も、少なからず見受けられたが抜群に腕があって表現センスがよければ、それもいいだろう。
しかし、技術レベルがそこまでいってないと、あざとさだけが目立ってしまい、返って失敗するものだ。
それは、裏を返せばボクの目はごまかせないということである。
関西在住の連盟の理事さんたちの手助けもあって、粗よりからスタート。
夕方には、入選者などすべての賞が決定となって無事終わった。

枚数は多かったが、全体的には低調だったと思う。
動物写真といっても、ただ単にアマチュアの特権として楽しんでいればいいというものではない。そこには、その時間に生きているという「時代性」もあるのだから、いまのこの時代に何を表現すればいいのかをアマチュアとて「考える」哲学も必要だからである。
大新聞社に籍を置く連盟なので、社会全体に目を向けられる視点というものも大切にしなければならない。そうすることによって、報道性のある写真文化や技術レベルも向上していくというものだからだ。
ボクは、いつもそう思いながら審査委員長を引き受けている。
なぜならば、第○回の審査委員長としてずっと名前が記録に残るのだから、自分のためにもそこはキチンとやってこなければならないと思っているからである。
写真上:前日には旧知のテレビ局関係者とクジラ料理を楽しんできた。やっぱり大阪は食いだおれの街。すべてが、美味しい。
写真下:審査風景。連盟の理事さんたちが一生懸命に作品を選ぶ姿には、アマチュアに対する慈愛の雰囲気がつよく感じられた。

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写真コンテスト への2件のコメント

  1. >特権として楽しんでいればいいというものではない。
    プロとアマチュアの違い、なんと言ってもアマチュアは、写真を売る必要がないということでしょう。自由な発想で、自分の個性を打ち出した写真を撮れるのだと思います。こういった場合、自分では面白いのですが、他人はどう見てくれるか判りません???
    僕は、自分のブログが面白いと自信を持って言えるのですが、やはり人気はありません。で、路線を変えようという気もありません。
    なんだか判りませんが、まだまだ、あのブログは続いていくのだと思います。
    >いまのこの時代に何を表現すればいいのかをアマチュアとて「考える」哲学も必要だからである。
    おっしゃるとおり、考える事も必要で、自分で考え、それを表現できた写真を撮れたときの充実感はかけがえのない物だと思います。

  2. より:

    クジラと云うと反捕鯨論への反論がしたくなりますがやめといて。
    クジラって調査捕鯨で限られた種類・数しか捕れなくて貴重品だから高級料理なんだと思ったら肉は余ってるんだそうですね(希少部位はどうか知らないけど)。じゃあなんで普及しないかっていうと、売っても売れないから店が扱わない。最近の人たちは馴染がないし料理法が解らないから。そういやあ料理番組でクジラ料理放送してんの見たことない。あたしたちがガキの頃は給食でよく食べた(カチコチの竜田揚げ懐かしい)もんです。ブタ肉より安かったし。
    でも最近ではたまにスーパー等にお手頃価格で売ってるそうなので、食ってみましょう。
    #gakuさんが食されたのは高級料理でしょうね。