ボクの仕事場は、中央アルプス山麓にある。
この仕事場の樹木には、3つのムササビ用の巣箱が仕掛けれらている。
巣箱の内部には、すべてモニターできるように赤外線カメラが仕込まれている。
なので、巣箱の内部の様子がしっかり観察できるようになっているのだ。
これは、夜行性のムササビの巣内での行動を観察したいがために、ボクが考え製作したものである。
このカメラのお陰もあって、見えざる野性のムササビの子育てを観察することができるようになった。
>野生動物ライブカメラ
巣箱は、すでに4年前から設置されている。
この間に、昨年、一昨年とムササビが子供をつれてきて育児する場面を見ることができた。
だが、今年は、巣箱内で出産したので、以来ずっと子供の成長を見守ることができているのである。
ムササビの子供が生まれたのは、3月22日。
23日には、出産を間違いないものにしたが、母親の行動から観察して推測すれば、22日に出産した可能性が高い。
生まれたムササビの赤ちゃんはあまりにも小さく、か弱いために、母親がしっかりガードし続けて2週間。
そのご、赤ちゃんも成長し、最近ではライブカメラでもしっかり見えるようになってきた。
といっても、まだまだ子供も小さく、体重は100-200グラムしかないのではないかと思う。
このまま、そっと見守っていけば、あと1ヶ月は観察できるだろう。
立派な若ムササビになるまで、ずっと観察できることを願っている。
webサイトによるこのようなライブカメラは世界初なので、興味のある方もない方も、ちょこっと覗いてみるのもいいだろう。
写真上:巣箱穴から顔を出したムササビ。(Nikon D3 シグマ500mm f4.5)
写真中:ムササビ母子の動き。母親の慈しみがそのしぐさにどっさり現われている。
写真下:母親が夜中に数時間外出するので、その間はひとりでお留守番。確実に成長を続けていることがわかる。
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こういった機会は まず無いでしょうね。後1ヶ月に何がおきるか 自然は何を教えてくれるか 期待しますね。