うざいメマトイ


仕事が混んでくると、ボクはフィールドへ逃げ出すことがよくある。
外でもできる仕事があると、パソコンもって、弁当もって、近所にある山麓公園の「あずま屋」へ行くのである。
このあずま屋で一日中、原稿を書いたりして過ごす、のだ。
いまのこの季節は、夏の野鳥たちが渡り着いたころなので、いろんな囀りが聞こえてくるから楽しい。
長年地元にいて慣れた環境なので、どんな野鳥が鳴いても分からないという声はない。そんな声を聞くたびに、彼らの習性などを加味しながら、いま鳴いているのはどのような意味があるのか、などと想像できるのがいいのである。
今日は、
オオルリ、ジュウイチ、ツツドリ、センダイムシクイ、アオゲラ、アカゲラ、カケス、ノスリ、クロツグミ、ヤマガラ、シジュウカラ…
などの声が聞かれた。
こうして仕事をしながら、野鳥の声のライブを耳にすれば、仕事もはかどり次の本の原稿が本日仕上がった。
これはこれで嬉しいことなのだが、この時期は「メマトイ」というハエの仲間が大量に発生しているからうざったい。
とにかく、ちょっとでも油断をしていれば、目に飛び込んでくるからだ。
目に入れば伝染性の病気を媒介することもあるらしいので、とにかく顔の前にくれば叩き殺すことにしている。
これが、うまくいけばいいのだが、空振りのことも多い。
空振りをするたびに、平手の同士討ちとなるから痛いし、これまたイライラしてくるので、ほんとうにやっかいな虫たちである。
そして、その都度、仕事の手も休まる…し。
このメマトイには、何種類かがいるらしい。
中央アルプス山麓のハエはごらんのようなモノだが、場所によっては、お尻が丸くて輝いているメマトイもいるがここでは見られない。

まあ、こうやって仕事をしている間にも、殺したメマトイをそのまま捨てていくのもしゃくなので、何匹殺せたか調べるために集めてみた。
しっかり数えられなかったが、今日一日で60匹ほどを叩き潰した、らしい。
そのくらい数えたところで、風が吹いてきて、メマトイの死骸が全部吹き飛ばされてしまった。
ついでに、手などにとまってボーっとしているメマトイを、すかさず写真にも撮った。
リコーGX100を手元においてあるから、チャンスさえあればいつでも撮影ができるのだ。
GX100はコンパクトカメラなのに、小さなメマトイがこんなにも接写できてしまうのには嬉しくなってしまう。
撮影したあとにPCへ取り込んで拡大してみれば、なんとメマトイの後肢にはヨロイのようなものが付いているのが分かった。
やっかいだけれど、不思議なハエであることだけは勉強になった。
仕事をしているのか、ハエと遊んでいるのかわからないが、野外での仕事はこういう発見があるからけっこう楽しいものである。
高原なので、今日は冬の支度でちょうどよかった。

写真上:けっこういかつく威張っていた。
写真中:メマトイの死骸群。
写真下:仕事場のあずま屋。
(リコーGX100)

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うざいメマトイ への11件のコメント

  1. ぴらちゃん より:

    kakashiさんと遊んでいるときにもこんなのがいっぱい寄って来た。
    此は刺さないのかな?妻有のは刺されると痛い。

  2. たじまもり より:

    ここはひとつ、蝿道門下生としての腕の見せ所でしょう。100均で輪ゴム買って、東屋に向かいましょう。

  3. より:

    こいつ、メマトイっていうんですか。よく悩まされました。しかし、病気を媒介するとは、今になってオソロシイ。

  4. 小坊主 より:

    こいつら、しつこく、目にまとわり付いてきますね。
    涙を舐めて、餌にするのでしょうか。

  5. カケスはこれでもカラスの仲間

    カラス科の野鳥、カケスです。 外見の美しさから考えると、カラスの仲間とは思えないでしょ? 黒いだけがカラスじゃないのですよ。 ふっ、連邦のモビルスーツ、あなどれんな! …

  6. おいかわ飯店 より:

    目纏いいですね。こいつは是非写してみたい虫の一つなのですがこちらでは見たことがありません。僕は、鼻より目がチャームポイントなので目纏でこんな写真をとって見たいです。

  7. http://blog.goo.ne.jp/oikawa_12/e/12bb5dc24a3a1471b23b8f881bb0bfdf
    写真をトラックバックしようと思いましたが出来なかったのでURLを貼っておきます。

  8. うさうさ より:

    インドア派なせいか、メマトイ、なる名前を聞き
    せいぜい小バエの類いかと思いましたが
    随分大きなものなのですね。
    小バエ1匹にまとわりつかれるのでも十分にうるさいですが
    こんなに大きいのが群れになっていると、本当に邪魔そうです。
    まあ、むこうにはむこうの「事情」があるのでしょうが。
    それにハリがついているとは、ブヨのようです。

  9. gaku より:

    メマトイ、ほんとうにウザイです。
    それにしても、おいかわ飯店さんのヤブカの写真はスゴイ。
    ボクも昔、ダニに自分の腕を食わせて5泊6日させたコトがありますが、
    寄生虫や病気などの媒介が怖いですね。
    デング熱とは、恐ろしや。
    日本も、亜熱帯気候となって、やがてはマラリアやらデング熱がきそうな気配…

  10. おいかわ飯店 より:

    ダニをそんなに養っていたとは...。僕にはまね出来そうもありません。自慢にはなりませんが、デングに罹った事があります。40度ぐらいの高熱が一週間ほど続きその後一月はヘロヘロでした。ホント参りました。日本でも戦後まもなく流行したようで、南方帰りの兵隊さんが持ち帰ったようです。ネッタイシマカが媒介しますが、日本では、ヒトスジシマカが媒介するようです。

  11. とも より:

    あれはメマトイって言うんですか、そのものずばりですね。ところで、今年はブヨがほとんどいなくて気持ち悪いんですが、皆さんのところではどうですか?大水が出ると卵が流される、という話を聞いたことがあるのですが、そのせいかな?