かねてから製作をしなければならないと思っていた接写専用ストロボ装置が完成した。
製作時間は、3時間半。
もう、2年も前からつくらなければならないと思っていただけに、作りはじめれば早いものだった。
シグマSD14のカメラに、等倍撮影のできるシグマ70mmマクロとの組み合わせ。
このシステムにツインストロボを付けただけである。
ストロボは、使い捨てフィルムカメラの「写るんです」からの流用。
この使い捨てカメラに内臓されているストロボは、20000回以上も発光することはすでにテスト済みだった。
こんなにも高性能なストロボが捨てられていくのがもったいなくて、ボクは改造していろんなところに使っているからである。
なので、このカメラもやがてはデジカメに押されて姿を消していくであろうから、200個ほどをキープしてあるのだ。
だから、使い捨てカメラのパーツをどのように組み立てていけばよいかの構想はずっと前からもっていた。
ただ、それの製作時間がとれなかっただけ、なのである。
製作パーツは、ほとんどが廃物利用。
メインとなるストロボの発光部は35mmフィルムケースだし、基盤部分は4個100円で買ってきたタッパウエア。
ボルトなどのパーツをいれても、経費は500円にも満たないものだ。
ただ、ストロボは高圧電流を使っているので、知識のない人が改造するのは事故の元になる。
なので、真似をしてもいいけれども、「感電死」や「失明」などしないように自己責任でやってほしい。
ここで公開したからといって、事故の責任は負いかねる。
写真上:腕の血を吸うヤブカ。
写真下:やっと出来上がった接写ストロボカメラ。
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ストロボの改造はやったことがありますが、ここまでやったことはありません。しかしここまでできればかなり自由度が高い改造ができますね。それにしてもかっこいいストロボです。僕も欲しくなっちゃいます。
■おいかわ飯店さん
こんなのカンタン、カンタン。
このストロボは、
まだまだいっぱいい、ろんなところで活躍中ですよ。
とある雑誌に、使い捨てカメラのフラッシュをスレーブに使う具体的手法が紹介されていました。受光素子にはLEDを使用(フォトダイオードは高価なうえ、種類が限られているため)。一般雑誌でさえできるので、gakuさんならチャラホイなのは当然ですね。ところで私、感電、しました。捨ててあったやつをバラしていじくっていたら高圧接点に触れてしまったんです。悲鳴を上げました。気をつけてはいたんですが。電池を抜いてもかなりしぶとく蓄電しているので要注意。この使い捨てカメラ。名前のとおり使い捨てにすることでメーカは金儲け(コストダウン)を企んだのですが、世間から使い捨てに対する非難を浴びてしかたなくリユースシステムを構築。ところがこれが「リサイクルの優等生事例」として雑誌やテレビで紹介されたんですから、なにおかいわんや。同じ事例に複写機やプリンタのトナーカートリッジ化ってやつがあります。ああ私は恥ずかしい。
同じように、使い捨てカメラのストロボ装置を使って接写用(多灯)の装置を作ることをずっと考えています。ただ、最近のデジカメ(1眼)のストロボ接点は数ボルトにしか対応しないように設計されているそうで、使い捨てカメラの回路は200ボルト以上のようで、破損の危険があると思いますが、そのあたりをどう対応しているのですか。リレーでは時間がかかるだろうし。そこでスレーブ回路でと考えていますが、トリガを送るだけなので簡単そうですがよくわかりません。昴さん、「とある雑誌」とありましたが、何ですか。どなたか回路など解決策があれば教えてください。お願いします。ちなみにカメラは、ニコンD100です。
カマキリの親さん、実際にやろうと思うと様々な壁にぶち当たりますよね。
こういう事って、一つずつ自分で解決していかないと結局は使いこなすことはできません。
だから、知ってる人がいても誰も答えてくれないと思います。