サルは美味しいぞぅ!!


正月休みに南アルプス山麓の寒村へ出かけた。
そこで、Iターン猟師に行き会った。
16年前に横浜からやってきて、その村に住むようになった、そうな。
初対面だったが、気さくな方で、自宅に招き入れてくれた。
猟師なので、自然界や動物などいろんな話しに花が咲いた。
話しの最中に猟師が『サルは美味しいぞぅ…」と、ぽつりと言った。
っえ!!、そんなに美味しいのですか?、とボクは答えた。
猟師 『いやー 有害駆除だと1頭に3万円の補助金がでるから、美味しいのさぁー
    うまくいけば10頭くらい簡単に撃てるからなぁー 
    だから、この村ではみんながサルを撃つので、村から居なくなったさぁー
    サルも利口でなぁー 狙われていると分かればさっさと村を出ていく、ぜ。
    有害駆除は村内でしかできないから サルはみんなして隣の村へ逃げ込むのサ 』
サルはシイタケを食い荒らすし、野菜畑を集団で襲撃してくる。
頭もよくて、高齢者の住む過疎の村では、人間をすっかりなめきって傍若無人ぶりを発揮している。
だから、猟師も本気になって駆除に動き出したのだ。
3万円くらい払わないと、やっぱり猟師も動かないからである。
そこへいくと、中央アルプス山麓のサルたちは横着だ。
観光地周辺のサルは、だれもがいじめないことを知っているから、横着度にもほどがある。
自然保護は大切なことではあるが、「愛誤」や「保誤」になってはいけない。
現代人の自然に対する無関心さがとくにいけないと思うが、行儀のわるい野生動物を育てるのも私たちの心次第であることに気づいてほしい。

写真上:捕獲檻に入っていたサルだが、これはとても大きな個体だった。どのように処分されたかは知らないが、3日後に見回ったときには捕獲檻の扉が開いたままになっていた。
写真下:観光地では人間をなめきっているサル軍団がいて、ほれご覧のとおり。

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サルは美味しいぞぅ!! への11件のコメント

  1. 小坊主 より:

    なあるほど。。
    確かに、サル、美味しそうです。

  2. もっち より:

    猟師から聞く話は、本当に興味深いですね。偉い学者さんが書いた専門書を読むより本当、為になります。
    先日、読んだ本、33歳の京都在住の罠猟師の書いた「ぼくは猟師になった」は、なかなか面白かったです。

  3. 花柄クジラ より:

    画面が、飛び出してきますね。
    すご~い!
    >自然保護は大切なことではあるが、「愛誤」や「保誤」になってはいけない。
    もっともです。

  4. 昔、アフリカのチンパンジーの番組を見たことがあります。チンパンジーは、時々村にやってきて子供を誘拐して食べたり、食われなくとも足を食いちぎったりと悪さをするらしいです。そんな時村人は、チンパンジーを捕まえリンチにします。もうチンパンジーは、ボコボコでした。

  5. どぶろく より:

    伊那谷在住時、ある人から聞いたのですが、猟師もサルを撃ちたがらないとか。その死に顔は人間そっくりでいやだと。
    さてgakuさんはフクロウ谷で観察中、小屋の近くにカラスが巣を作ろうとした時、をなことされたら繁殖期中煩くてたまらんと、大声で追い払ってたと、「ここはヤバいぞ」とカラスにおもわせればいいと本に書いておられました。今回のサルも同じですが、町中では、鉄砲もぶっぱなせない。どうすれば「サル去る」のでしょう。
    話変わって。28年前、私はとある著名企業のトイレの個室でしゃがみました。と、目の前には「禁便」の落書きが。さらにその右には「←なかなかハイブリッドなジョークじゃないか!」の評価。さすが技術者の会社と感心しましたよ現経団連会長。
    愛誤も保誤もハイブリッドですねー。でも真面目に難しい問題です。餌付けなんて人間の向こう見ずあり。何とかランド、サファリパーク。潰れたらどうなるの?。その他諸々。自然との付き合い方、真剣に検討しないと。

  6. よさく より:

     紀伊半島の某所、きこりの私が住むこの地域では20000円強ぐらいです。猟友会の支部長に、会の活動費になるから捕ってくれと言われるんですが、食わないものを殺したくないなぁ…と、テキトーに逃げています。まあ、そういう卑怯者(笑)が多いので、どこも猿の有害駆除捕殺補助金は高いのでしょうね。
     猟犬の親方は、むかし猿の子宮を炭火でじっくり炙って乾かした婦人病の民間伝承薬を作って人にあげ、何度か感謝されたと語っておりました。そして「あれは何?」と聞かれても適当に誤魔化した、と言って笑っていました。
     豚などの胎盤から作られる、プラセンタという更年期障害治療や美容に使用される薬品(というよりもプラセンタはそのまま胎盤という意味ですが)がありますから、人間により近い「猿の子宮燻製」は、本当に効くのだろうと思います。
     単に生き物を殺すよりも、なにかに使いたい…

  7. よさく より:

     猿の被害といえば、数年前聞いた話ですが、毎年農作物を荒らされまくっていたあるおばあさんが、とうとう檻罠で一頭捕まえたそうです。そして積年の恨みで怒り心頭していたおばあさんは、その猿を近所の人に網で押さえ込んでもらった後…アワワ怖い…耳鼻を削ぎ落とし逃がしたそうです。その後猿の群れは、そのあたりには寄り付かなくなった、そういう話でした。
     まあ、たくましい女性というか力強い老人というか…そのおばあさんの人格に関わる話とも言えるので、名前は明かされませんでした。

  8. わさびぃ より:

    下諏訪町でサルが出没して騒ぎになって数年立ちます。
    私は同じ箇所で、モグラを追っ払うためにはたけの持ち主が巨大獅子脅しを作って、年中はたけをたたきつけてくれまして、夜もうるさくて眠れず、深夜、そうっと壊しにいったことがあります。翌日すぐ修理されてしまいました。
    しょうがないので、直接交渉して、夜中は止めてもらいました。
    すいません、サルは確かに邪魔くさいですが、巨大獅子脅しは、不眠の種でした。
    モグラなら、だれも愛護しません。

  9. どぶろく より:

    よさくさんのお話に、座布団二枚。

  10. 小坊主 より:

    「ぼくは猟師になった」の方と思いますが、先日、テレビで、特集されていました。
    シカの解体を、子供達に見せて、やらせて、食べさせて、命を食べることの意味を、教えていたようです。

  11. gaku より:

    サルの「頭の黒焼き」は、たしか漢方の生薬になっていましたね。
    これから、需要が増えるかも?