九州までのアンテナ磨き旅 その5

現代社会は動いている。確実に日々変化をし続けているのである。
これは、自然界にもいえることで、人間社会が変化していれば、生物社会だって変化を遂げているのが現実である。
だからボクは、そうしたちょっとした変化というサインを見届けながら自分なりに考察することを無上の楽しみとしているのである。
九州を脱出してからは、まだまだいくつもの見聞旅が残っていた。
下関市へも立ち寄り、一部だけかもしれないが魚市場周辺の活気を体験してたまげた。とにかく、ここだけはスゴイ人ごみだったからだ。
ここでは、駐車場が少なかったので、鹿児島で衝動買いをした折りたたみ式自転車がものすごく役立った。
小さな自転車で、知らない土地をのんびり散策するのもいいものだと、ひとつ発見をした思いだった。

そのあと、中国自動車道をひた走り、獣害と過疎の現実を記憶にとどめてきた。
どんなに立派な由緒正しき住宅が集落に集まっていても、干された洗濯物を観察するだけで、集落全体に沈滞する加齢臭をかぎ分ける野生動物たちの心理までをも垣間見ることができてしまうからだ。
そして、40年ぶりでの松枯れ第二波を周辺でしっかり記録してきた。

さらには、行きがけに発見した「ツキノワグマ注意」の道路標識。これは貴重なものだと思ったので、どうしても撮影しておきたかった。
とにかく、高速道路でこのような標識を確認できるのは、ボクの知るかぎり、八戸道、東北自動車道、中央道、中国自動車道…、の4箇所だけだからである。
中国自動車道では、島根県と山口県堺の上下線の1箇所だけに標識があるからだ。
この標識の存在は、ボクにとっては現地でのツキノワグマ動向を探るにはとても参考になるのである。

中国自動車道では途中で一泊仮眠をして、播但道経由で兵庫県の日本海側にある香住まで向かう。
ここでも、獣害をテーマに、いろんなところで自分なりの情報をあつめてきた。
このあと、深夜にはもうひとつのフィールドである近畿播磨灘周辺までひた走る。
アオサギ、ダイサギなどの歓迎を受けながら「アニマル黙示録」のテーマをいくつかこなす。

そして、大阪は吹田のSAでの車上狙い注意看板を認め、これも現代社会から着実にサインの出ていることを再認識する。
このようなサインをどう受け止めるかはヒトそれぞれであるが、ボクのアンテナには鋭く反応をした。

そんなサインを胸の奥にしまいながら、最終目的地の岐阜城予備ロケに向かったのだった。
ちょうど花見のころと重なり、岐阜城周辺もなかなかの人出だった。
ここでも、折りたたみ自転車が活躍してくれたのだった。

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九州までのアンテナ磨き旅 その5 への3件のコメント

  1. ブリスパ より:

    下関で「ふく」ですか!!羨ましい…
    というか実は下関でフグを食べたことがありません。うまいんでしょうが、高すぎます!
    同じフグ(笑)なのに、八幡浜あたりだと1/3ぐらいの予算で食えちゃう。
    とは言え不景気で残った好きな店は裁判所通りの「森菊」さんぐらいに(千場堀川潰れたし)…
    最後の雑炊を食べた後に出る「ああっ…」という満足感が「ふく」でしょうか(笑)?

  2. C-NA より:

    こんばんはお久しぶりです。
    九州へ長旅お疲れ様でした。
    美味しい物たくさん召し上がった事でしょうね。私も3年ぶりに対馬へ1週間帰って来ました。限られた時間をめいっぱい使って故郷に浸って来ました。
    夜は・・・宴会が続きました(^^;

  3. gaku より:

    ■ブリスパ さん
    フグもフクもたらふく食べている、ようではありませんか?
    たぶん、ボクよりも…!
    ■C-NA さん
    対馬だけは、まだ出かけたことありませんが、いつかは行きたいとあこがれだけが募っています。