ハヤブサの声


カツオを急に食べたくなって、高知まで行ってきた。
というと、なんとも贅沢に聞こえてしまうので、カツオは二の次。
ほんとうは、秋の出版に合わせて、ちょっとだけ撮り足しをしなければならない仕事があって、ひとっ走りしてきた次第。
四国へ行くときは、淡路大橋を使っていたが、今回は岡山から四国大橋を通ってみた。
もちろん、このルートは初めてだった。
そして、転んでもタダでは起きないのがオイラ。
与島のPAで一休みしていたら、ハヤブサの声が聞こえてくるではないか。
それも、巣立ちをしたか、まだ巣の中からなのか、確かにヒナの餌乞い鳴きである。
『ジエーーー ジェェェェェーーー …』
この声がするということは、近所に親鳥もいるはずなのだが、双眼鏡で丁寧に見るも見つからなかった。
声は、北備讃瀬戸大橋の9号~12号橋脚付近からだった。
この橋は、2階建てになっていて上を車が走り、1階部分を電車が走る。
その電車の橋脚にはハヤブサの巣になりそうな場所がたくさんあったから、そのどこかで子育てをしているのだろう。
その昔、ボクはたった一人で日本のワシとタカ16種類の巣をすべて自分で見つけたことがある。
巣を探すには、いろんな方法があるのだが、今回のハヤブサのように姿が見えなくても、声を聞いただけで何を意味しているかが分からなければ巣なんて見つけることはできない。
瀬戸大橋という、人間がつくりあげた壮大な人工物。
そこに、ハヤブサがやってきて子育てをしているのだから、やはり面白すぎる。
開発はすべてダメと思われているフシがあるが、人工物を自分たちの生活の場の一部分にしてしまう野生もあることに興味がいく。
今回は、まさに巨大な橋脚をみながらハヤブサの心理を想像して、思わずニヤリとしてしまった。

写真上:北備讃瀬戸大橋。
写真下:赤い矢印の部分から声が聞こえてきた。

カテゴリー: 哺乳類・野生動物   パーマリンク

ハヤブサの声 への6件のコメント

  1. >開発はすべてダメと思われているフシがあるが、人工物を自分たちの生活の場の一部分にしてしまう野生もあることに興味がいく。
    水中写真でよく見かけるのが、缶などのゴミに住み着いた生き物の写真だけど、これらを見ているとゴミを捨てるのも悪くないのかな?とも思ってしまいます。もう一歩踏み込んだ写真があるのなら見てみたいものです。

  2. gaku より:

    >これらを見ているとゴミを捨てるのも悪くないのかな?とも思ってしまいます。
    トビの巣を見ると、スゴイですよ。
    ゴミのオンパレードだけど、トビはそれを喜んでいます。でなければ、集めてきません。

  3. 堀尾岳行 より:

    学様お久しぶりです。実は14日に丸亀へ行った時に同じ場所で親鳥の声を聞きました。探したのですが見付けられませんでしたが

  4. gaku より:

    堀尾岳行さんって、しばらく考えてみましたが、ひょっとしてIの?
    ハヤブサは、猛禽類が見えるヒトにはちゃんと見えるものなんですよ。
    けっこう増えてきている、し。

  5. 堀尾岳行 より:

    はいIの、京都でも市内のホテルのベランダで繁殖して、四条通の拙宅の上空にも飛んでくることがあります。どうも餌にハトを選んだことで市内にも進出できたようです。もっともハトが餌ではハシボソとバッティングしますが・・

  6. gaku より:

    ドバト→土鳩→堂鳩→カワラバト…
    ドバトのたどった歴史から現代社会を見つめてみることって大切だと思います。
    オオタカもドバトによって、爆発的に増えました。
    そのドバトを増やしたのは、人間社会ですからね。
    ハヤブサも、信州ではかなり面白い動きを見せております。