とうとう還暦…


8月10日の昨日は、オイラの60回目の誕生日だった。
要するに、還暦。
一応、人生の節目の誕生日でもあったので、93歳になる母親と家族で祝った。
おふくろは高齢だけれども、まったくボケてはいないし、畑仕事を毎日こなすほどに元気。
行きつけの「すし屋」に電話をかけて鯛があるかと聞いたが、姿造りはできないという。
なので、鯛の刺身と特上にぎりで乾杯。
オイラを産んでくれて、育ててくれた母親に、これほど感謝した日はなかった。
思えば、ここ数年で鬼籍に入った大切な知人たちをボクは大勢見送ってきている。
50代後半から60代前半までの年齢の人たちが多いが、ちょうど人生の疲れがたまるころなのであろう。
なので、ボクも、この日を境にして4つめの「付録」の人生と考えている。
付録といえば、17~20歳のときに病気で3年間の入退院を繰り返したことがある。
この3年間は、ほんとうに辛かった。
絶望のどん底にあったが、母親は何も言わずにボクをただただ見守っていてくれた。
それが嬉しくて、生命があることへの感謝の日々でこれまでこれたような気がしている。
なので、20歳のときに、これからの人生は「付録」なのだと思ったのが1つめ。
その後、24歳のときに胃潰瘍で輸血をしたこともあった。
このときの入院生活が、2つめの付録。
このあと、48歳のときには憩室炎で開腹手術もあった。
手遅れ寸前のところを、諏訪中央病院の鎌田實院長に助けられた。
「ガクさん、あんたの体はオレが背負ったからな」という言葉をうけて、その後3ヶ月に一度の健康診断検査をずっと繰り返して今日に至っている。
だから、この手術が3つめの付録。
まあ、考えてみれば付録でこれまで生かされてきた自分の時間だが、人生にとって病気はとても大切な自分を見つめるできごとだと思うようになってきた。
「付録」の時間で生かされていると思うと、必要な時間とお金もきちんと自分で整理して考えられるようになるからである。
だから、瞬間的にすべての判断は自分で下すしかなく、この「判断力」が自分の身についたような気がしている。
なので、還暦のあとは、自分の人生にとって今後は夏が何回あるのか、冬を何回むかえることができるのかといった「引き算」となろう。
そうすれば、おのずと限られた時間配分もできるし、判断力にも磨きがかかるというものだ。
「がんばらない」程度に、93歳のおふくろの歳までは生きられないにしても、遣り残してある仕事を優先させる人生となろう。

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とうとう還暦… への6件のコメント

  1. C-NA より:

    おめでとうございます。
    生んで、育ててくれてありがとう。
    生まれてきてくれてありがとう。
    親と子のキモチって単純で深いのです。
    いくつになってもどちらも幸せでいられる関係は当たり前のようで難しいです。
    お寿司・・・おいしそ。

  2. ブリスパ より:

    おめでとうございます!

  3. 最近は自分のことに追われて、とんとご無沙汰で申し訳ございません。
    何人もの親しい方、大切な方を見送ってこられて、大きなご病気も何度も経験されて、だからこそ命の重さをずしんと感じていらっしゃるのでしょう。
    60歳を超えると、長期計画と、もうこれで終わりという目先の覚悟の両方が必要になります。
    ここれ終わっても、絶対に後悔はしないぞ!! という毎日が肝心かとも。
    いずれにしても、お母さまより先には逝けないですね!
    いっそうのご自愛を・・・

  4. 岳行 より:

    学様 還暦おめでとうございます。
    お母様と出来るだけ長く、ご一緒に居られると良いですね。ますます精進していい作品を発表して下さい。

  5. 北の狩人 より:

    私はこの1月でめでたく還暦を迎えました。
    母は97歳 転ばぬ前の杖じゃ無いけれど、腰は曲がって手を下げると杖の代わりになる位です。
    無駄に歳は取ってない、流石と思って居ます(笑)
    体力的には還暦の重さを実感しますが、前のめりに、潔く生きて行くつもりです。
    アレ・・・自分の事しか言ってない・スミマセン。

  6. gaku より:

    みなさん、コメントありがとうございます。
    まあ、一応の通過点と思ってこれからもやっていきますので、どうぞよろしくです。