長雨とカブトムシと桃と…


梅雨は、けっきょく立秋まで続いた。
もう、ツクツクホウシも鳴きはじめ、夏がなかった今年。
ボクは子供も成長し、カブトムシにも縁がなくなったので、今年はいつもの林に写真だけを撮りに行った。
なんと、今年はカブトムシが異常に多く発生しているのには驚いた。
どのクヌギの木にも、カブトムシがたくさんやってきていたからだ。
知り合いの果樹農家へ出かけたら、大切なモモをカブトムシにやられて大損だと怒っていた。
一個数百円で売れる高級モモに、カブトムシがやってきて果汁を吸うのだという。
それだけで、商品が台無しになってしまう。
はじめのうちは、カブトムシを捕まえて、モモ狩りの家族連れにプレゼントしていたらしい。
しかし、あまりにも損害が多いものだから、だんだんカブトムシが憎くなってきて、農園のおかみさんはカブトムシの首を引きちぎって殺しつづけていたそうな。

モモ農家のご主人は、長雨の年は、カブトムシが異常に多く発生するといっていた。
長雨はカブトムシにとって、どうやら有利に働いているらしい。
大雨だと、すべてにマイナスに捉えがちだが、ある種の昆虫類にはプラスに働くのが自然界の不思議である。
ここのご主人は、憎いカブトムシだけれど、都会からの家族連れの子供にはタイヘンに喜ばれるから、来年からはカブトムシも「売り」にしながら商売にするといっていた。
憎き害虫を商売に変えるという、発想の転換である。
ここの農園にはインターネットでの協力関係にあるので、ボクもカブトムシ捕獲の知恵をいくつか絞ってきた。
お礼に、完熟モモをいただいて帰ってきた。

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長雨とカブトムシと桃と… への9件のコメント

  1. もっち より:

    松本では、葡萄(デラウエア)の実にカブトムシが集り、被害が出ているとのニュースもありましたね。
    ミツバチが激減したりカブトムシが異常発生したりと、なんか自然界がおかしい・・・やはり、温暖化の影響がでしょうか。

  2. 小坊主 より:

    もっちさん、何でもかんでも、温暖化に持って行ってしまったら、何とかステーションのアナと、同じです。。。

  3. amitake より:

    子供のころ桃を作っていましたが、落ちた桃に良くカブトムシが来ていました。
    でも、木に生っている桃が被害を受けたという話は聞きませんでした。
    落ちた桃と木に生っているものとでは味が違いますが、
    最近のカブトムシはグルメになったのかな?

  4. ぴらちゃん より:

    長雨とカブト虫の関係初めて知った。
    カブト虫、落ちて発酵してるような桃にたかると思ってた。

  5. みやましろちょう より:

    有機と有機と言って、植物系の堆肥を投入するところもあるんですよね。カブトムシのえさ場になります。
    昨年も大発生しているところ、結構ありました。

  6. あーる より:

    蚊やめまとい(うちの方ではめなぶりと呼んでます)もおそろしく多いです。
    逆にニジュウヤホシテントウやナナフシは少ないです。

  7. ブリスパ より:

    「桃」と「カブトムシ」の関係は知りませんでした。
    カブトムシは「まんず(饅頭)の皮工場」に行けば幾らでもいたのですが…
    私の小さい頃は饅頭の台座はアルミではなく「木」の薄皮でした(笑)。
    長雨の影響はやはり出て来ましたね!
    福島県では、7月に雨と日照不足による「葉いもち病」注意が出されましたが、1週間前になんと「穂いもち病」警告が出てしまいました!
    心配ですね。
    福島の国道6号線では、今「もも12個・500円」,「すいか1個・200円」で売られています。
    路上物件は疑うところから始まるのですが、まあ許される値段だと思うので、明日あたり買う「覚悟」です(笑)。

  8. 小坊主 より:

    甘くない桃を買ってしまったら、皮を剥いて適当に切り、グラニュー糖を掛けて、電子レンジ。美味しいデザートになるそうですよ。
    やった事が無いので、責任、持てませんが。。

  9. gaku より:

    今年の長雨は、伊那谷名物の地バチ(クロスズメバチ)には大きく陰を落としているようです。
    土中まで雨が染み込みすぎて、ハチの巣がカビで侵されてかなり苦戦しています。
    長雨は、いろんなところに生存の試練を与えています。
    何事も、「温暖化」だけに結び付けるのではなく、いろんな角度から見つめていく必要があると思います。
    自然界は、これでいいのです。