新型インフルエンザにもっとも近い男


講演、原稿締め切り、ツキノワグマの撮影など、相変わらず同時進行の続く多忙な日々。
12日は、大阪の箕面市、16日にも東京の国分寺で講演があった。どちらも前泊で行ってきたから都合2日間の工程となり、フィールド作業はもちろんお休み。
二つの講演とも、ボクの出版物である「アニマルアイズ」から図書館の司書さんが関心を示してくださり、講演へと発展したものだった。
こういうことは、送り手の著者としてはほんとうにうれしいことである。
ボクの仕事は、自然界の生物を可愛い、きれいだといったように美辞麗句を並べるだけの本づくりだけではなく、生物を通した視線から現代社会の人間像までをも逆照射をしているから、そんなところに気づき興味を示してくださることは本物の読者だと思っている。
だから、こういうところでの講演依頼ならばお断りする理由はどこにもないからである。
国分寺では500人の中学校の生徒とPTA、教職員の会場だったが、折からの新型インフルエンザが流行中。
学校ではちょうど学級閉鎖もあり、全員がマスク着用での講演会だったが、ボクはマスクをするわけにはいかないのでノーガードだった。
まあ、年齢的にはインフルエンザの免疫を備えているらしい世代なので、なんとかなるだろうとやってきた。
そのあとは、電車に乗り、高速バスに乗って信州まで帰宅してきたが、ウイルスから見れば、短時間でのこれだけの移動は絶好なチャンスだと映るだろう。
だから、帰宅後も、しっかり手洗いとうがいをしたが、たぶんこれは気休めにちがいない。
そう考えてみると、大阪への移動も新幹線と私鉄を乗り継いで行ったから、流行を甘く見るつもりはないが、ボクはウイルスに捕まる危険性が非常に高いところにあるのではないか。
3週間ほど前にも、地元のある会社の社長室を訪ねたら、いきなり「たったいま社員が病院から電話をよこして、インフルエンザで菌が出てしまったから隔離された」と告げられた。
大急ぎで社長もボクもマスクをしての会話となったのだったが、その後は一応何の症状もでなかったので、とりあえずは大丈夫だと思う。
それにしても、今後も全国いろんなところへの移動が年内スケジュールで決まっている。
旅先でインフルエンザで隔離入院なんてことにはならないように、細心の注意だけは怠らないようにしたい。
新型インフルエンザにもっとも接近している男だと認識して、行動しなければならないだろう。
まあ、裏を返せば、そのくらいウイルスはどこにいてもいるものであって、だれもが密接な関係にある、ということである。

写真上:大阪・箕面青年会議所のメンバーはほんとうに若くて将来をきちんと見据えていたのには感心した。
写真下:なんでも「除菌」の時代だけれど、人間を含めたあらゆる生物って、雑菌に生かされているようだから「ほんとうに大丈夫?」、と突っ込みたくなる=阪急梅田駅にて。

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新型インフルエンザにもっとも近い男 への4件のコメント

  1. ほた より:

    新型に限らず、インフルエンザの耐性はgaku長に備わっていると思われます。
    もっとも近いどころか、病原菌のなかで深呼吸出来る唯一のカメラマン・・・かも。
    よけて通るのは、歌舞伎町のヤクザとA型ウイルス・・・・と、云う噂。(ウワサですよ、あくまでも!)

  2. はいむるぶし より:

    初めまして。7月に愛知でお話を聞いたものです。宮崎さんが話されたことが、とうとう実証された形になってしまいましたね。動物の立場で考えなければ、、クマは増えていること、あんな観光地で、、言葉を失ってしまいました。

  3. gaku より:

    ■ほた さん
    ウチの犬は、「ほたる」という名前です。
    主人に似てか弱いので、いまフィラリアの薬のんで、マス。
    ■はいむるぶし さん
    そうですか、名古屋会場におられましたか。
    愛知県でも、けっこうツキノワグマがおりますので要注意ですね。
    こんなところには「いない」と見るよりも、絶対に「いる」と思ってフィールドで対処したほうが注意力も増しますから、郊外ではそうした意識が基本です。

  4. ほた より:

    私、ずーーーと、「イヌ」です。
    gaku長の・・(爆)