さようなら立松和平さん


立松和平さんが亡くなられた。
62歳。
ボクと2つしか違わない。
若すぎて、あまりにもショックだ。
「宮崎さーん ぼくは横松和平が本名なんだよ
 それを、立松にしただけ、さ」
初めて出会ったときの言葉が、コレだった。
「ヨコをタテにしただけなんですか?
 それにしてもいいペンネームを考えついたものですね!」
ボクはえらく感動したことを覚えている。
そのあと、フクロウ谷に訪ねてこられて、一緒に夜間観察をしたことがある。
二人で、夜の山に座り込んで、フクロウを待っていると、
「いま、殺気がなくなったね
 フクロウは、この谷から消えた…」
いやー その勘のよさには恐れ入ったものだった。
ボクも実際にはそのときに殺気がなくなったことを感じていたが、それを立松さんも同時に感じていたのだからほんとうに驚いたし、感心した。
「宮崎さんねぇー ぼくのところにエロ本がたくさんあるんだよぅー
 ○○市の小学校の校長先生が亡くなってねぇー 家族が遺品を整理していたらどっさりエロ本が出てきたらしく、
 奥さんがぼくのところに預かってくれとダンボール箱3個送ってきたのさ
 いやー スゴイのがあって、ぼくもビックリしたよぅ
 これで、小説が3本ばかり書ける、ぜ」
「立松さん、それは楽しそうだね
 小説楽しみにしてます、よ
 で、いらなくなったらそのエロ本をボクが預かってもいいです、よ…」
こんな話をしたことを覚えているが、とうとうそのエロ本をモデルにした小説は出てこないままだった。
これからというときに、やっぱり残念だ。
それにしても、男の60歳前後という年齢は疲れが出てくるころらしい。
60歳、62歳、64歳…
大切な知人と最近たてつづけにお別れが続いている。
オイラも、60歳。
それだけに、立松さんとのお別れはかなりショックである。
合掌。
写真:この写真は1995年1月27日のもの。ボクが講談社写真文化賞をもらったときに立松さんが駆けつけてくれた。こんなにも若くて元気だったのが残念でならない。

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さようなら立松和平さん への5件のコメント

  1. 小坊主 より:

    せめて、学さん、ご自愛ください。

  2. ほたるん より:

    循環器系の不具合は即、命取りになる事が多いですよね・・・・
    「ちょっと具合が悪い」
    と、気が付いた頃には、血管もかなりガタガタ・ボロボロになっていたのかもしれません・・・
    こんなもの喰ってちゃダメだなぁ・・・と自覚はしてるんですが、食生活は中々直せません。
    他人事には思えないこの頃です。
    いけない、早く寝なくっちゃ(苦笑)

  3. oikawa より:

    立松和平さん、ニュースで拝見しました。
    TVでよくレポートなんかをされているお姿をよく拝見いたしましたが、独自の芸風で面白い方でした。ご冥福をお祈りいたします。

  4. 粗忽鷲 より:

    突然の訃報にただただ驚くばかりで残念です。
    ご子息が北海道に居られ、お父上のようになられるのか…。

  5. gaku より:

    みなさんありがとうございます。
    大切な人がいなくなるのはほんとうに残念ですが、自分も多いに気をつけて生きたいものですね。