アライグマとハクビシンの密かなる潜行


小浜市から敦賀市は、車だと1時間もかからないほどの距離。
しかし、これだけの距離を1日がかりで移動した。
それだけ、ここでは密度濃い仕事ができたということである。
そして、福井市へ向かおうとしたが時間切れで鯖江に泊まることになった。
翌朝には、ここから大きく山側に向けて進路をとり、池田町から勝山市へと向かった。
ここで、あとは富山まで高速道路を走り、高山市を経て上高地から信州へ入って帰宅した。
北陸では、イノシシがひたひたと北上し、そのあとをニホンジカが追っかけているのがよくわかった。
とにかく、猛烈な勢いで、彼らは増加しつづけている、と思った。
そう考えながら現場をみていくと、思いがけずアライグマがいることにも気づいた。
アライグマ捕獲檻設置の看板が目についたからである。
どうやらこれは、深刻な事態を迎えているようである。

また、池田町では、ハクビシンの幼獣が車で撥ねられた現場にもであった。
こんなところにも、ハクビシンがしっかり生息しているということは、交通事故に遭うハクビシンがいるかぎり経験的に周辺をみても、数百頭の生息数があるものと感じた。
アライグマにしても、ハクビシンにしても、このようにサインが出ているということは、かなりの生息数があるからである。
駆除するにも業者や行政だけでは、たぶん追いつかないのではないのかと感じた。
地道に捕獲することも必要だが、彼らだけを餌付けしておびき寄せながら効率よく捕獲する努力をしてもいいのではないのか、とも思った。
例えば、アライグマとハクビシンは木にもよく登るから、その習性を利用すれば、これまでとはちがった大胆発想で捕獲ができるからだ。
もっとも、捕獲業者にとっては、彼らがあまりにも効率よく捕獲されてしまって減少すれば業務にも差し支えるので、そこまで努力しなくてもいい、のかもしれない。
もっとも、ボクにとっては、日本海を背景にしたこのような地域でのアライグマなどの生息状況を写真に撮れたら面白い、と思う。
そのうちに、再度調査に出向きたい、と思っている。
写真:
1)アライグマの捕獲が進められていることが、この看板からでもよくわかった。
この捕獲檻だと、タヌキなどの混獲もありそうだ。
2)このハクビシンは、昨秋生まれた若い個体である。

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アライグマとハクビシンの密かなる潜行 への3件のコメント

  1. もっち より:

    こちら山梨県でも今年から行政が主体となりアライグマ駆除に本腰をあげるようです。昨年の調査では、葡萄畑などでも目撃情報があり、果樹王国の山梨としては、今後の被害拡大なども予想されます。
    やはり、gaku先生のおっしゃる通りアライグマだけを効率よく駆除、そのへんがキーになってくるでしょうね、今のところ、今まで通りの箱罠をつかうようですが・・・。
    あと、あまり知られておりませんが、アライグマ回虫症という怖い病気があり、アメリカでは、問題になっているようですね。

  2. しらとり より:

    北陸でアライグマが繁殖したのはどんな理由があったのでしょうか?ハクビシンはどんどん棲息域を広げているようですが、アライグマはよく解らないですね。ある人のブログで 害獣駆除の猟師さんが捕らえたハクビシンを供養の為に さばいて食べた事が載っていましたが なかなか美味だったらしいですよ。

  3. gaku より:

    ■もっち さん
    効率の発見も必要なので、アイデア提供するから、実行してみてちょ。
    ■しらとり さん
    >北陸でアライグマが繁殖したのはどんな理由があったのでしょうか?
    さっぱり、わかりません。
    分かっていることは、たくさん生息しているらしい、ことです。
    >ハクビシンを供養の為に さばいて食べた事が載っていましたが なかなか美味だったらしいですよ。
    いや、そこまではボクもようしません。
    野生動物より、家畜のほうが絶対に美味しいとボクは思っています、ので。