イヌワシを見てヤマトイワナを釣る至福の一日


「イヌワシだと思うんだけど、いつも飛んでくる場所があるので、いちど見てくれないかなぁー?
 谷底から湧きあがってきたり、上空を2羽でもつれるようにも飛んでいる。
 なかなかに、存在感があるんだよなぁー 」
林道工事にでかけている信頼できる助手のイトちゃんから、このような連絡がきた。
イヌワシらしき猛禽類の飛ぶ環境を聞けば、それはほぼイヌワシにまちがいなかった。
じゃあ、ついでに釣りでもしながら出かけてみるか、ということで現地に行ってきた。
イヌワシは、ほどなく現れて、止まるであろう木に予測どおりに舞いおりてひと休みをしていった。
1kmも先だったが、望遠鏡で確認するも、それはまちがいなくイヌワシだった。
時期的に、巣ではヒナが誕生しているから、止まり場に舞い降りたのはオスで視線の向こうの谷には巣がありそうだった。
まあ、丁寧に巣さがしをすればいいのだが、あわてることもないだろう。
これが、40年前のオイラだったら、夢中になっていたと思う。
だが、いまはイヌワシの生息地を静かに見守ることにつとめている。
野生動物や植物など自然界のことは、きちんと生態を知っている者がそっと静かに見守れば、それがいちばんの保護につながるからだ。

このあと、近くの渓でヤマトイワナを釣った。
雪解け水がほどよい水量をつくっていたので、昔取った杵柄。
30分ほどで5尾を釣り上げた。
これだけ釣れれば、もう充分である。
ヤマトイワナは、「幻の岩魚」ともいわれて釣り人には人気がある。
そんなイワナが簡単に釣れる場所があることは、やはり自然環境がいい証拠。
昔は、これが当たり前であって、ちょっとした渓流ではどこでも釣れたものだ。
それでも、今日でも、まさかというような渓にヤマトイワナはちゃんと生息している。
釣り人が、ほとんど気づかないような場所に、である。
もっとも、このような渓流を知っている地元の釣り人は、無駄な釣り方をしないし、ちゃんと保護にもつとめている。
自然とはこのような付き合い方をしていけば、いつでも欲しいだけイワナが手にはいり、恵みを与えてくれるものなのである。
そういう自然を開拓するのがボクは好きなので、まさかという山や川をさがして自然度を確かめているのだ。

納竿をして空を見上げたら、再びイヌワシが舞っていた。
その姿は、猛禽類のなかではひときわ存在感があってたしかにカッコいい。
いいねぇー、こういう出会いが最高、なのである。
昨日は、そう、至福に浸れる一日だった。
写真:
1)ヤマトイワナは精悍な野生魚といった面構えをしている。
2)この木に止まるだろうなと思っていたら、イヌワシはほんとうに止まった。
3)体色の美しさでは、ヤマトイワナがいちばんだと思う。

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イヌワシを見てヤマトイワナを釣る至福の一日 への7件のコメント

  1. 自由飲酒党総裁 より:

    イワナの食べ方は、よけいなことをせずに塩焼きが一番でしょうか。

  2. gaku より:

    イワナは、こんがり焼いて「骨酒」がいちばん美味しい、ですね。
    あとは、塩焼き、でしょうか。
    塩焼きの肉質では、ヤマメ、アマゴにはかないません、が。

  3. C-NA より:

    釣りをする人から薫製を頂いて食べたらほ美味しかったこと。
    たくさん釣れたときに新鮮なうちに燻すのだそうです。
    もったいないと思いましたが本当に美味しかったですよ。

  4. gaku より:

    ■C-NA さん
    燻製も、美味しいですね。
    あとは、リリースサイズのから揚げ。

  5. より:

    尺くらいのイワナは刺身が美味しいくて、8寸前後はムニエル、4~5寸は唐揚げが好きです
    それにしても
    イヌワシは小さくしか写っていなくても存在感がたっぷりありますね

  6. gaku より:

    ■風 さん
    お久しぶりです。
    イワナの刺身はたしかに美味しいですが、ボクは寄生虫が怖いから、天然モノでは絶対に食べないようにしています。

  7. 小坊主 より:

    自分でやった中では、ぶつ切りにして味噌汁。
    これが、一番、美味いですね。
    天然のサケ科魚類は、gakuさんのおっしゃる通り、寄生虫のリスクがあります。刺身は、食べたければ、24時間以上冷凍したものを、刺身にしましょう。