花の東京のどまんなかで…


昨日から、急遽上京してきた。
NHKのスタジオ録画があってやってきたのだが、ふだん田舎に暮らしているとたまに東京へ出てくるのは新鮮でいろんな発見があるから悪くはないと思っている。
東京時間で何が楽しいかといえば、「人」を見ることである。
大都会の東京には、人間生態学が凝縮されているから、ボクには絶対に面白いからである。
まず、新宿で出会ったホームレス。
ランジェリー店の小路脇で雨にうたれてうずくまっていた。
ここのランジェリー店のショーウインドウには、ナイスバディーのマネキンが、これまた悩殺下着をつけて通行人の視線を誘っている。
まさに、「スカートの下の劇場」を見る思いだ。
そこに、憔悴してしまった男性ホームレス。
女の勢いと男の萎えがカオス化されていて、動物生態学として捉えるにはまさに時代性抜群だと思った。
このあと、おまわりさんがホームレスに「大丈夫ですか?」と話しかけていたが、無気力な反応をしているだけだった。
そっと近づいてみれば、ホームレスはきれいな千円札を指に挟んでいたが、どのようなお金だったのだろうか?
それを、使用するつもりもないようだった。
そして、10分後に現場を訪れてみれば、そこにはホームレスの姿はなかった。

このあと、大きな家電量販店を覗いた。
時は、3Dテレビ一色。
多くの客が、3Dメガネを着けて試観している姿がオイラの写欲を誘った。
ふだんからボクは、自然界にどっぷり浸かってパノラマ風景を見ているから、3Dにはまったく興味がない。
その興味のギャップがあまりにも面白かったから、ここにも時代性を感じてついシャッターを押してしまった。
夕方からは、知人の週刊誌記者と渋谷で一杯。
そのあと、深夜のドブネズミ観察にでかける。
ドブネズミは相変わらず元気にうじゃうじゃ走りまわっていた。
こうした、ちょっとした観察を怠らずにいれば、次なる撮影ヒントにもつなげられるからオイラには大切な欠かせない「ちょっと」なのである。
もちろん、こういうところに面白がって付きあってくれる週刊誌記者はホンモノ、なのである。

写真:
1)このような混沌は自然界の動物にもよくあることであって、オスはメスに選ばれ、選ぶメスの着飾って誘う心理が人間エコロジーを知る意味でも実に面白い。
2)3Dは不思議な世界なのだろう…?
3)都会のカオスを尻目に、ドブネズミだけは元気に的確な視線で人間を見つめているにちがいない。

カテゴリー: 哺乳類・野生動物   パーマリンク

花の東京のどまんなかで… への3件のコメント

  1. しらとり より:

    東京では都心でもタヌキやアライグマが棲みついていると聞いた事があります。
    僕も牛乳配達の仕事(午前3時~5時)をはじめて身近にタヌキ・ハクビシン・キツネなどが棲息しているのを知りました。gaku先生は動物たちが山や森から街に棲息域を広げているのをどのように見ていらっしゃいますか?

  2. 粗忽鷲 より:

    イキイキとしたドブネズミさん。

  3. gaku より:

    ■しらとり さん
    >動物たちが山や森から街に棲息域を広げているのをどのように見ていらっしゃいますか?
    人間も含めてあらゆる生物は「五感」で生きていますから、人間が無関心になればそのようなオーラが街や村や集落や個人からでます。
    それを野生動物たちは敏感にキャッチしているから、人の近くにも出てくるのです。
    ■粗忽鷲 さん
    ドブネズミ、ほんに生き生きしていますよ。
    昨夜も、観察してきました。