ハクビシンは桃農家の大敵


本格的な夏の訪れとともに、モモの収穫時期となった。
昨日までの連休は、たくさんのモモ狩り観光客が伊那谷にも繰り出したらしい。
知り合いの桃狩り観光の農家から、「連休のお客さんが一段落ついたからゆっくり桃狩りにおいでよぅー」と誘いがあったので、出かけてみた。
桃園は、モモの甘い香りに満ちみちていた。
そして、もぎたてのモモを腹いっぱいご馳走になった。
暑い夏は、みずみずしいモモがほんとうに美味しい。
夢中になってモモを食べていたら、主人が「ハクビシンがやってくるようになって対策に苦慮している」とこぼしてきた。
そのため、自宅で飼っている2頭の柴犬を桃園に連れてきて、夜間警備に当てているそうな。
ハクビシンの気配を感じて、犬は一晩中吠えていたらしく、朝には声がかれていたとのことだった。

ハクビシンに対して犬の警備効果はあるらしく、ここ数日間ハクビシンがピタリと出現しなくなったらしい。
まあ、こうして、犬に桃園を守らせることのできる農家はまだいいほうだが、ここへ出てきていたハクビシンは他の桃園を荒らしに行っているハズだから、対策のできないところでは大変だろう。
最近の獣害には、補助金がまったく出なくなったから、各農家単位で対策を講じなければならない。
それには、自然を読むセンスが必要となってくるから、ますますこれからは対策効果も農家によって大きな差がでてくるような気がする。
モモをはじめとする果樹栽培は、それだけで動物たちを呼ぶ「餌づけ」現場なのだから、いかに商品を守っていくかというところに各農家の知恵も必要になってくるだろう。
それには、個人差があるし、高齢化を迎えている猟師たちの働きを考えると、これからは獣害対策の「株式会社」ができて対応をしていく時代になるのではないかと思う。
そんな時代がすぐそこまできていると、オイラには感覚的に思えて仕方がない。
モモを食べながら、ふと、そんなことを思う一日だった。

写真:
1)美味しいモモ。
2)夜間警備員の柴犬「ゴンタ」。
3)こんなに可愛い顔をしているのに、農家にとっては天敵のハクビシン。

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ハクビシンは桃農家の大敵 への3件のコメント

  1. 久保の家 より:

     北信の我が家の畑に何者かが毎晩出没し、自家用のサクランボをきれいに食べ尽くしてくれました。おまけにスモモの老木の又のところで、種混じりの置き土産をしていきます。
     これからブドウが熟すと棚によじ登り、袋の中の実だけお召し上がりになります。
     姿を見ていないので断定できませんが、ハクビシンだろうという人がいます。
     どう対策したら良いか、勉強させていただきます。
     先ほど本屋に頼んでおいた「となりのツキノワグマ」が届きましたので、これからじっくり拝見させていただきます。
     2006年の夏、家の裏の道路に熊の足跡がしっかり残っていました。本当に「となりのツキノワグマ」です。
     
     一層のご活躍をお祈り申し上げます。

  2. beachmollusc より:

    ハクビシンだけでなく猪も桃に狂うようですね。別のブログで桃園を訪問する猪の面白い話題がありました。
    狩猟民族の館
    画期的な新兵器か?http://huntingfactory.blog112.fc2.com/
    ところで単純な疑問ですが、滑るか、絡まるか、またはネズミ返しのような木登りを邪魔する仕掛けはできないものでしょうか。

  3. gaku より:

    ■久保の家 さん
    ハクビシン対策ですが、まずは、犯人を確認することでしょうね。
    写真やビデオ撮影でそれは可能ですが、それまでの技術や機材に大金がかかります。
    費用対高価を考えますと、一般的にはそこまでやる人は少ないものですね。
    ボクは、そのプロセスが楽しいから自前でやっているだけですが。
    「となりのツキノワグマ」をお買い上げありがとうございます。
    あれは、ほんとうにタメになる本ですから、将来必ず値段がでるハズです。大事にしてやってください。
    ■beachmollusc さん
    岡山のモモはイノシシの口が届く低さで栽培しているのですね。
    信州では、イノシシが背伸びしても届かない高さなので、イノシシ被害はないようです。
    そこへいくと、ハクビシンは木登りが得意ですからそれなりの対策が必要みたいです。
    ガムテープの粘着力がニガテという説もあり、幹にひっくり返して張ってある農家もあります。
    まあ、ハクビシンの捕獲はカンタンですから、許可を得てどんどん捕獲して「脳酔省」に届ければいいのかも、しれません。