ヘアヌードに囲まれたツキノワグマたち


8月20日発売の9月3日号写真週刊誌の「フライデー」。
ここに、「となりのツキノワグマ」の紹介記事として、オイラのツキノワグマの写真が掲載されている。
フライデーだから、相変わらずの美女ヌード特集だが、そこに挟まれるようにツキノワグマの「ヌード」が健闘しているから笑える。
ここ数日、ツキノワグマは相変わらず全国で人身事故を起こしているが、ツキノワグマの人身事故が起きるたびにマスメディアが現在の自然界で何が起きているのかといった時流を考えないコメントを流すから、ツキノワグマのことがかなり曲解されてしまっている。
それに対して、オイラの見解がフライデーのような読者層のちがうところで紹介されることは大切なこと、なのである。
ツキノワグマは、確実に増えているからである。
それを調べる手立てが、研究者にも専門家にも行政にもないから、相も変わらず「餌不足で里に下りてくる」のだといったようなコメントがマスメディアを席巻するだけである。

オイラは、「クマクール」と「マタミール」という方法で、ツキノワグマの個体数を調べている。
こんなアイデアと技術を使い切れるのは世界でもオイラしかいないから、自然界の報道写真家として世間一般のツキノワグマ認識を知っていくのも実に面白いゲームと思ってやっているにすぎない。
そのツキノワグマたちが、マタミールでは頼みもしないのに「M字開脚」ポーズをとって雌雄の区別をみごとに見せてくれるあたりは、まさに余裕でツキノワグマのことを語れるというものである。
美女のヘアーヌードに負けず劣らない悩殺ベアヌードを見せてくれているこの野生のツキノワグマを撮影する技術は、スゴイことなのである。
誰も言ってくれないからオイラが自分でいうしかないけれど、この方法をもちいれば現在のツキノワグマの全国での個体群識別の実態把握にはかなり近づける、と思っている。

写真:
1)「フライデー」9月3日号。
2)クマクールにきた若いツキノワグマ。
3)マタミールの左はメス、右はオス。

カテゴリー: 旅・取材・人   パーマリンク

ヘアヌードに囲まれたツキノワグマたち への8件のコメント

  1. ARUGA より:

    フライデーを読みました。 今回は買わないでコンビニで立ち読みです(笑)
    クマの異常出没、97年まで私も山が荒れてドングリが無くなり餌を求めクマが里に下りてきているとマスコミが垂れ流す情報を鵜呑みにしてました。 
    以後、GAKU先生のHPに出会い認識を新たにしたんですが今年も多そうですね。 
    土曜日のニュースでは南木曾の町会議員さんのジムニーにクマが乗ってクラクションを鳴らしてたという記事がありました。 
    人間を恐れない新型のクマの出没は新たなトラブルを招く危険性がありますね。
    http://www.nbs-tv.co.jp/news/2010/08/21/post-43.php

  2. 久保の家 より:

     先日gakuさんの写真入りで「となりのツキノワグマ」を紹介していた信毎でさえ、人身事故が起きると「山に木の実がないから」というような某団体のコメントを載せ、捕獲した熊にお仕置きして山に戻したことを伝えるだけす。
     「となりのツキノワグマによる事故」というような発想が新聞屋にはないんですよね。

  3. 通りすがり より:

    立ち読みしました は「あなたの本は買う価値がないと判断しました」という意味にもとれるので、
    あまり公に発言するような事ではないような。
    少なくとも著者に向かって言うのは失礼ではないでしょうか?

  4. 小坊主 より:

    私は、この3ページのために、フライデーを買いました。
    買うも買わないも、まったく自由なのですが、著者のブログに「立ち読み云々」を書くのは、いささか、礼に外れると、私も思います。
    ARUGAさん、全体としては、折角の好意的なコメントなのですから、もうひとつ、ご配慮が欲しかったと思います。

  5. take1 より:

    ヘアヌードに囲まれた熊の顔が、一瞬gakuさんに見えたけど…
    それにしてもFF誌にヘアヌードならぬ「ベアヌード」が登場するとは(笑)!!
    アラーキーも、真っ青!?

  6. しらとり より:

    興味深く拝見させていただきました。
    嫁は高速道路のすぐ傍に熊が居るのだと知り驚いていました。この前、熊を放獣しようとして逆に襲われて怪我をした人のニュースを見ましたが、もう数年もしないうちに野良犬や野良猫のように野良熊が住宅街をウロウロする日が来そうですね。(もう そうなっている地域もあるようですが)

  7. オポ2 より:

    先生のように、クマ生活に深く入り込んでいない一般市民にとっては
    隣人とも呼べるクマは、良き隣人ではない。
    という事を、万人が理解しないとならない。と思います。
    今朝も数キロ先での出没があり、集落放送で注意を呼びかけていました。
    最前線では、住民一体で、年中警戒しています。

  8. gaku より:

    ■ARUGA さん
    熊は、確実に増えておりますから、このままいけばもっと人身事故も増えることでしょう。
    フライデーは、買わなくても、他の人が買いますから完売になることでしょう。
    ■久保の家 さん
    ほんとうに熊は要注意です。
    ボクは、フィールドでもとにかく慎重に行動していますが、まさにどこにでもいると思って行動しなくてはなりません。
    昨夜も、4頭のメスがボクのクマクールに撮影されていますが、どこに隠れているのだろうと思います。
    ■通りすがり さん
    ありがとうございます。
    ■小坊主 さん
    お買い上げありがとうございます。
    そして、奥様の反応は…?
    ■take1 さん
    ベアヌードどころか、最近はM字開脚をしていくメス熊がおります。
    思わず目のやり場に、困ってしまいます。。
    ■しらとり さん
    「野良熊」っていうのも、いい表現ですね。
    最近のサル騒動みたいに、熊もたぶん、そうなると思います。
    それも、まさかというような人口密集地で起きてくることでしょう。
    ■オポ2 さん
    ほんとうに、伊那谷の山野にはどこにでも熊がいると思って行動してください。
    自宅周辺での夜間行動は、人間が地形に慣れてしまっているから思いのほか無防備な大胆行動になるので危険も増大します。
    日本犬を飼って、クマの動きを先に察知して教えてもらうというような工夫も山村生活には必要でしょうね。