秋のマムシにご用心


近所の山へでかけようとして、中央アルプス山麓を走っていたら道路に大きなマムシが立ちどまっていた。
秋のこの季節には、このようなマムシを見かけることが多いものである。
さっそく車を停めて、近づいてみた。
マムシは車に轢かれるでもなく、体を長く伸ばしているが、逃げるそぶりはない。
毒に自信があるから、このように堂々としているのだろう。
ならば、逃げるまで写真に撮ろうと、さっそく撮影をはじめた。
レンズは、シグマ17-70mmマクロ。
このレンズは、クローズUPもきくスグレモノだけど、相手がマムシなので1mほどの距離は保ちたいものだ。
ほんとうなら、30cmほどまで近づいて顔のUPなども撮りたいところだが、それはやはり危険だろう。

当初は、体を伸ばしきっていたマムシだが、撮影をはじめるといきなりとぐろを巻いてしまった。
こうなれば、ますます距離を離して用心しなければならない。
こうして、一応の撮影は終わったが、毎年のこととはいえ秋になるとマムシに出会う機会が増える。
マムシが子供を産むためだという説もあるが、10月に子供をもっているマムシを見たことがない。
なので、主食のノネズミが秋の繁殖期に入っており、たくさんのノネズミがいるから、冬眠前の食いだめに活発化するのではないかとオイラは睨んでいる。
同じくノネズミの赤ん坊が好きなジムグリも、この時期はほんとうに活発となるからだ。
そういえば、名古屋市だったかな、中学校で生きたマムシを校内で見せていたといってニュースになった。
校長先生が批判されていたけれど、きちんと許可をとり管理さえできていれば、子供たちにホンモノの毒蛇を見せることも必要であろう。
自然界には、マムシやスズメバチ、ツキノワグマがちゃんと生息しているのだから、特徴や生態などを子供のうちから覚えさせておくことは大人になってからの事故も防げるとオイラは思っている。
そういうオイラは、9才のときにオヤジがマムシを捕まえて見せてくれた。
だから、現在でも瞬間的に「マムシ」を見分けられるようになっている。
スズメバチだって、どのような行動をすれば刺しにくるかも体で覚えているし、ツキノワグマの体臭だって分かる。
自然界は教科書のない世界なので、危険な生物にもいろんな角度から知っていれば対応もできるので損はないと思う。
※マムシは危険動物なので、近づくのは自己責任でやってください。
  
写真:
1)秋は、道路にこんな感じで大きなマムシが伸びていることがよくある。
2)体が伸びていたのに、一瞬にとぐろを巻いてしまった。こうなれば、用心。

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秋のマムシにご用心 への4件のコメント

  1. しらとり より:

    息子の小学校でニホンカナヘビを飼うのが流行っているそうなのですが、この前このカナヘビを昆虫の飼育ケースに入れて学校に持ち込んだ生徒がいたのですが、どこでどう捕まえたのか小さいマムシを一緒に昆虫ケースに入れていたそうで 生徒が咬まれて大騒ぎになる事件があったそうです。幸い マムシはすぐに駆除され、教師により蛇は間違いなくマムシであると特定されたため 処置も早く大事には至りませんでした。最近は自然に触れる機会も減り 何が危険で何が触れても大丈夫なのか教えられる大人も減りました。勉強も大事ですが、身の回りの自然を学ぶ事も大事だと思うのですが。

  2. gaku より:

    ■しらとり さん
    >最近は自然に触れる機会も減り 何が危険で何が触れても大丈夫なのか教えられる大人も減りました。勉強も大事ですが、身の回りの自然を学ぶ事も大事だと思うのですが。
    まさにおっしゃるとおりです。
    次世代に現代人は、いろんな試練にたたされることでしょう。
    人間とて、自然に生かされているのですから。

  3. はいむるぶし より:

    従姉が勤める小学校で子供が小さな蛇を捕まえ遊んでいたら噛まれて救急車を呼んだのですが、年配の従姉以外は先生方もマムシを知らなかったそうです。大事に至らなかったので良かったですが、、、怖いです。とぐろを巻いたら危ないのは知らなかったです。だいの大人も知らないのですから恥ずかしい限り、、とほほ

  4. gaku より:

    ■はいむるぶし さん
    >年配の従姉以外は先生方もマムシを知らなかった
    すべてにそういう時代になってしまっていますから、水害とか災害など、事前に身を守れるような知恵のある人間はこれからはいなくなると思っています。
    ツキノワグマの異常出没についても、的確に判断のできる学者や専門家がいないのもまさにしかりなんですよ。
    現代人は野生動物以下の「家畜」になってしまいました。と、ボクはいつも思っています。