東海地方で自然を考える


10月の連休後半はとてもいい天気だった。
まるで、真夏のような汗だくな一日を愛知県の伊良湖岬で過ごした。
伊良湖岬はこの時期タカの渡りで有名なので、多くのバードウオッチャーが詰めかけていた。

タカの渡り見物は、オイラはもう40年も前に卒業しているので、人ごみを避けてそっと岬の裏側へ。
そこでは、ヒヨドリをはじめとする多くの野鳥たちの渡りを見ることができる。
もちろん、タカだって視野に入ってくるが、小鳥たちも三々五々しっかりと南をめざして羽ばたいているからなかなかに楽しい。
のんびりと、潮騒を聞きながら野鳥たちの渡り見物もいいものだ。

野鳥たちの渡りは、午後になると若干鈍ってきたので早めに引き上げることにした。
お腹がすいてきたので、このブログにときどき書き込みをいれてくれているtake1さんが美味しいと絶賛されていた三河開化亭のラーメンを食べたくなった。
昼時は大変な行列のできる店なのだそうで、ぜひ味わってみたいと思った。
ちょうど訪ねたときは午後2時をまわっていたので、店内には5~6人の客でラッキーだった。
「こってり醤油」750円を食べたが、いまひそかに人気となっているしょっぱい系の濃いスープだった。そして、麺は九州風の細くて粉っぽいカンジ。
まあ、とびきり美味しいでもなく、そうかといって不味くもなく、中の上といったところか?
はやり、オイラが大好きな甲府「蓬莱軒」の支那そばの味にはなかなか出会えないものだ。

いちおう気になるラーメンを味わうことができたので、そのまま国道151号線を伊那谷まで走ることにした。
新城市、東栄町、豊根村と経由してきたが、山の深さは伊那谷と変わりなく、どこにでも高密度でツキノワグマが生息していると思われることしきりだった。
このような地域で、誰もツキノワグマを調べる人はいないだろうから、住民たちものんびり構えているにちがいない。
その証拠に国道脇には、クマのチエンソーアートが見えた。
やはりツキノワグマには、「可愛い」というイメージがつきまとうのだろう。
しばらく走ると、イノシシかサルの捕獲檻も国道から目撃できた。
檻のできばえはサルには充分だろうが、大きなイノシシなら破って逃げ出しそうなフェンスネット製だった。
もちろん、ツキノワグマが間違って入ってしまえば、かなり危険な檻だなぁーと感じて見入ってしまった。

そのご、道路上にはノウサギの轢死体もあった。
いまどき、貴重なノウサギであるが、奥三河地方にはまだまだ生息数が多いのかもしれない。
そう思うと、やはりこういうところでの自然環境調査は必要なのだと感じた。
高性能の無人撮影カメラを長期間設置すれば、かなりのデータがとれると思うが、そのようなことのできる人はたぶんいないと思う。
とにかく、機材だけでも数十万円はするから、そうして身銭を切る人は少ないからだ。
伊那谷から2時間も走れば、奥三河地方だから、せめてもツキノワグマの動向くらいは調べておいてもいいのかな、とも思った。
いろいろな地域を見聞しながら、それぞれの地方と全体の自然環境はやはり知っておいても損はないだろう。
また、再びオイラは、これら地域の調査には出向きたいと考えながら、周囲の自然環境風景に興味の視線を走らせながらの連休は終わった。

写真:
1)伊良湖岬。
2)熱心な猛禽ウオッチャーたち。
3)ヒヨドリの渡りは、見ていても楽しい。
4)こってり醤油ラーメン。
5)熊のアートと捕獲檻。
6)ノウサギの轢死体。

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東海地方で自然を考える への4件のコメント

  1. しらとり より:

    三河の視察 ご苦労様でした。ツィッターで三河湾に居るとの事だったので 渥美か知多か それとも幡豆方面に行かれたのか ブログの更新を楽しみにしていました。愛知県では数年前までツキノワグマは居ないとされていて、数年前猿投地区で目撃されて以降 目撃情報が出るようになりましたが、地域住民には危機意識は少ないのでは  と思います。今朝も豊田市のHPに緊急情報として稲武地区のツキノワグマ目撃情報が載っていましたが、もともと意識が低いので もっと痕跡が残っていても気付いていないだけだと思います。連日のようにツキノワグマ関連の事故が報道されているので奥三河から瀬戸の地域で熊による事故が起きるのも時間の問題かと思われます。猿投地区は桃・梨・柿などの果樹園地帯だし奥三河はマスつり場や観光ヤナといった餌場がいっぱいです。ツキノワグマには快適な環境が揃っています。きっと たくさんのツキノワグマが居るんでしょうね。

  2. gaku より:

    ■しらとり さん
    >奥三河から瀬戸の地域で熊による事故が起きるのも時間の問題かと思われます。
    そうですね、東海地区の奥山は「伊那谷」ですから、伊那谷で増えた熊がどんどんそちらに広がっています。
    豊田市の奥山は伊那谷だけど、伊那谷の人々の奥山は中央アルプスや南アルプスといった意識です。
    自分を中心において「奥山」の位置が変わるのも、実にオモシロイ心理です。

  3. take1 より:

    ラーメン情報屋のtake1です!
    gakuさん、期待し過ぎですって(笑)!
    次回からは「腹の中に収まれば良しとしよう」ぐらいの心持で、暖簾をくぐりましょう。
    伊良子岬まで行かれたんですね。
    渥美半島は「キャベツ畑」が物凄く多く、
    見晴らしが良くって、中海の「大根島」を走っている感じでした。

  4. gaku より:

    >gakuさん、期待し過ぎですって(笑)!
    あの写真を見れば、期待もしちゃいますって!!