うれしくなる話


長野県内の地元の小学校の先生から連絡があった。
「6年生の社会勉強や進路などで、いま地元の環境のことなどを生徒と共に勉強しております。
 そこで、地元で活躍されている宮崎さんの生き方の魅力や自然の魅力など、私もお話を聞きたいので生徒に呼んでみたいと話しました。
 すると、「先生がそんなに熱心にハナシをしてくれるのなら、ひとり1000円ずつ出してもいいから呼んでほしい」、と生徒が言いだしました。
 予算がなく無理難題のお願いですが、いかがでしょうか?」
この言葉に、オイラは思わず詰まってしまった。
生徒がそこまで言っているのなら、応えてあげなければならないだろう。
「講演料なんていらないから、行きますよ」、そう答えた。
実はオイラはこれまである基準をつくって、地元での講演などは一切してこなかった。
それは、PTAとか青年会議所とか土建屋組合…などなど、あまりにも理不尽な依頼の仕方にピエロになることを諦めたからだ。
なので、「地元ではしません」とすべてを断ってきている経緯がある。
しかし、このような生徒たちがいたかと思うと、ここはちょっと考えを改めなければならない、と思った。
もっとも、全国からは相変わらず理不尽な依頼が多すぎるから気分もヘコム。
とくに、どんなことを希望しているのか何も考えずに、プログラム消化だけの公務員からの依頼には閉口してしまう。
挙句に、
市の基準は、1時間2000円だから、交通費を支払うので名古屋まで来い。
国の基準で、1時間3500円だから、2時間で7000円で三重県の山の中まで2泊で来い。
あるいは、教師の勉強会があるから、朝、昼、晩の3回コースで鳥取県まで来い、とか。
オイラは、霞を食って生きているわけではないが、公務員のように安定路線に乗っかって金で自分の時間を買われるような人生だけは送るつもりはない。
プロとして倒すか倒されるかのギリギリの世界に身をおいて、自分を追いつめながら身を削るのが好き、だからである。
なので、自分の時間だけは自分で決めることにしている。
だれにも、一度しかない人生だし、一日は24時間しか神様からもらえてないのだから。
写真は、お墓のお供え物を盗んでいくサルだけど、こういうたくましいさが好きだ、なぁー。

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うれしくなる話 への13件のコメント

  1. 森のどんぐり屋 より:

    うれしいですね。
    子供達はきっと熱心に聴くだろうと思います!!
    サルの目線が、墓石の方に向いてるので、私はサルがお供えにやってきたのかと勘違いしましたよ。そんなわけ無いのにねえ(爆)

  2. しらとり より:

    良い話しですね。
    gaku先生の本当の自然の話や生き方の話は少しフィールドに入っただけで全てを理解しているような話をしているTVのコメンテーターと違い 心に伝わる物が大きいと思います。

  3. OLDニコン より:

    小学校高学年の、感受性の高い年代にはgaku先生の講演は、言葉が、写真が、心に突き刺さると思います。
    小学校の先生、やるなあ。

  4. take1 より:

    いい話ですね!
    私はgakuさんのように公演も出来ないし、アドバイスも出来ません。
    なので、届かないかもしれないけれど、
    「応援エール」を送っておりますね。

  5. 寒立馬 より:

    なかなかいい話ですね。
    gakuさんの言葉や写真は、感受性の豊かな子供たちの心に、さぞかし響くことでしょう。
    地元に根づいた自然認識が、共感され、力強く発信されますよう。

  6. さかまさ より:

    こんな話、聞いてる方も嬉しくなります。
    この先生、生徒からもとても信頼されているんでしょうね。
    そして、gaku先生のお話、きっと、子供たちの自然観に大きな影響を与えることと思います。
    なんだか、我が子のことのように楽しみです。

  7. はちべえ より:

     子供たちが本当に楽しみにしている姿が目に浮かびます。、「先生がそんなに熱心にハナシをしてくれるのなら、ひとり1000円ずつ出してもいいから呼んでほしい」、と生徒が言いだしました。
    この先生と生徒とのやりとり、子供たちから本当に信頼されている先生がいることに感動しました。
     gaku先生の文章を読ませていただいていて、いつも「すごいなあ~!」と思うことは、紙面やホームページのイメージやターゲット、内容に応じて、また文章を読むであろう読者層に応じて言葉や表現方法を変え、伝えたいことをしっかりと伝えるという技術です。本当に凄いと思います。地元の子供たちにも確実に受け入れられ、自然界の現実・事実を伝え、そして感動を与えることができると思います。

  8. oikawa より:

    僕もいつも思うのですが、公務員さんの物差しは違いますね。悪気もなく自分の物差しで言ってくるのだからたちが悪いです。少しでも悪気があれば、どこかに接点が見出せるかもしれませんが無理でしょう。自由人とは、水と油でしょうね。

  9. ユタ より:

    私は小学生の時アイヌの人たちが来て講演をしたのを今でも覚えています。gaku先生のお話もきっと何人かの子供の心奥深くに刻み込まれ、生涯忘れることのない記憶として残ると思います。ひょっとすると子供の生き方を変えるかもしれない。なぜなら現場を知っている人間だけが話せる内容だから。

  10. ほたるん より:

    プロフェッショナルなのですから、相手の企画が予算0でも、ギャランティを要求すべきですよね。
    ボランティアの活動も、作業費、日当・・などは「ボランティア」のイメージに似合わない様で、仲間でも意見が2分されているテーマです。
    ボランティアも持ち出しばかりでは長続きしないと思いますが、アタシも暇つぶしにやってるワケでは無いのですよね。
    せめて、掛かった材料費位はよこせ・・・と請求しています。
    アイデアにも謝金を頂けるほどの\”売れっ子\”になりたいものです(笑)

  11. gaku より:

    ■森のどんぐり屋 さん
    >サルがお供えにやってきたのかと勘違いしましたよ。
    そんな孝行ザルがいたら、猿害も多めにみてくれるでしょうね?
    ■しらとり さん
    まあ、好奇心がないと、なかなか感動はしないと思いますが、そのキッカケになればと。。
    ■OLDニコン さん
    >小学校の先生、やるなあ。
    ほんと、やるなあ、です。
    ■take1 さん
    応援エールありがとうございます。
    昨日は、「エール」という地ビールが届きましたから、応援してくれているひとは多いみたいです。
    ■寒立馬 さん
    次の時代は、いかに足下をみつめていける人材を育てるかだと思っています。
    ■さかまさ さん
    >我が子のことのように楽しみです。
    子供をもつと、こういう気持ちわかりますね。
    子供たちに、希望を持たせたい、です。
    ■はちべえ どの
    そんなにほめてくれるのなら、大阪で「ふぐ」食わせてくれぇー。。
    ■oikawa さん
    >自由人とは、水と油でしょうね。
    うん、かぎりなくそうだと思う。
    ■ユタ さん
    >現場を知っている人間だけが話せる内容だから。
    自然界には教科書がありませんので、現場で教えてくれることに答える努力をすればいいと思っています。
    答えるまでのアプローチ、閃きをみつけたときは、ほんとうに楽しいものですね。
    ■ほたるん さん
    >プロフェッショナルなのですから、相手の企画が予算0でも、ギャランティを要求すべきですよね。
    日本の国は、「発明報酬」をまったく考えてませんね。それでいて、中国に真似されたといって怒っているから、笑えます。
    オイラの「けもの道」の自動撮影。
    みんな、真似っこじゃん?
    真似でも、オリティーの高いところで見せてくれれば「ほほぅー」とオイラもいうんだけれど、ね。

  12. はちべえ より:

    gaku先生!ふぐ・・釣りに行ってきます。(^-^)
    あ!ふぐは自分では調理できませ~~ん!
    今度は古いほうの「づぼらや」へ入ってみたいですね!もうそろそろ熱燗も美味しい季節になってきます。

  13. gaku より:

    熱燗で「ふぐ」コース。
    いいねぇー。